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06月21日-03号

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  1. 岡垣町議会 2001-06-21
    06月21日-03号


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    平成 13年 6月定例会(第2回)───────────────────────────────────────────平成13年 第2回(定例)岡 垣 町 議 会 会 議 録(第16日)                             平成13年6月21日(木曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                         平成13年6月21日 午前9時30分開議 日程第1 一般質問1.14番 矢島 惠子2.10番 曽宮 良壽3.13番 大堂 圏治4.9番 市津 広海──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問1.14番 矢島 惠子2.10番 曽宮 良壽3.13番 大堂 圏治4.9番 市津 広海──────────────────────────────出席議員(18名)1番 下川路 勲君       2番 石井 要祐君3番 竹井 信正君       4番 勢屋 康一君5番 竹井 和明君       6番 安部 正開君7番 土屋 清資君       8番 木原 信次君9番 市津 広海君       10番 曽宮 良壽君11番 平山  弘君       12番 久保田秀昭君13番 大堂 圏治君       14番 矢島 惠子君15番 竹内 和男君       16番 松本 國夫君17番 山田 隆一君       18番 大森 忠勝君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 川原 勝博君       係長 麻生 潤治君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 樋髙 龍治君   助役 …………………… 廣渡 輝男君収入役 ………………… 柴崎 國雄君   企画政策室長 ………… 宮内 實生君総務課長 ……………… 山田 敬二君   税務課長 ……………… 神屋 守正君管財課長 ……………… 小田 勝人君   地域づくり課長 ……… 渡辺 一郎君情報推進課長 ………… 土田 和信君   健康福祉課長 ………… 花田 申三君住民課長 ……………… 吉田 晋一君   建設課長 ……………… 木原 弘毅君下水道課長 …………… 岩藤 昭良君   水道課長 ……………… 岩崎 生夫君教育長 ………………… 安部欽一朗君   教育総務課長 ………… 吉田 清人君社会教育課長 ………… 石田 健治君   こども未来課長 ……… 廣渡  昭君──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(大森忠勝君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。起立、礼。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(大森忠勝君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の通告書に従って、順次、受け付け順に順次発言を許します。 まず最初に、14番、矢島惠子君の発言を許します。14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 皆さんおはようございます。14番、矢島惠子でございます。一般質問の通告書に沿って質問をさせていただきます。 初めに、家庭教育と児童の育成、支援についてであります。 21世紀に希望と夢を抱いて歩み始めた矢先なのに、子どもたちを取り巻く状況は深刻化し、子どもたちがかかわった事件が連日のようにマスコミに報じられております。つい最近では、大阪の池田小学校での児童殺傷事件や小郡市での児童間傷害事件など、安全であるはずの学校現場で起きた事件であり、身のすくむような痛ましい出来事であります。 このような重大な事件がいつ岡垣町の子どもたちの身の回りで起こらないとは断言できません。子どもたちの将来のために、私たちは足元を見直すこと、家庭を見直すこと、地域社会の力を生かすこと、心を育てる場所として学校を見直すことが今こそ重要になってきております。 そこで1番目に、児童・生徒の健全な成長を図ることを目的として組織されているPTA活動の現状についてお尋ねをいたします。 2番目に、地域子ども会の現状とリーダーの育成についてお尋ねをいたします。 3番目に、児童の支援についてお尋ねをいたします。 次は、郷土水辺整備事業についてであります。 第4次総合計画基本理念は、「人と自然のハーモニー」であります。岡垣町は緑豊かな自然環境、特に三里松原と美しい海岸線、それに良質なおいしい水は、町の大きな魅力であります。先人たちが守り続けたこの豊かな自然の宝を、これから良好な状態で子孫に引き継いでいくことが、今を生きる私たちの使命だと思っております。 初めは、汐入川郷土水辺整備事業進捗状況についてお尋ねをいたします。 2番目は、矢矧川の環境整備について、3番目は、水源涵養保安林の保全についてであります。 詳細な質問は自席にて行いますので、明解な答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) おはようございます。ただいま矢島議員から質問を受けました項目につきましてお答えをいたすわけでございますが、大きく分けまして家庭教育郷土水辺事業と二つに分かれております。その中の私は郷土水辺整備事業につきましてお答えをさせていただきます。 最初の汐入川の郷土水辺整備事業進捗状況でございますが、豊かな自然とそこに住む動植物を保全するとともに、地域住民の生活と調和する水辺空間づくりとしては、平成8年度より県事業で汐入川郷土水辺整備事業に取り組んでおるわけでございます。区域で申し上げますれば、吉木小学校前の自然観察ゾーンが、平成14年度に完成予定だと説明を受けております。また、平成15年度から高倉地区のホタルの里ゾーンに取り組むと説明を受けておりますが、岡垣町といたしましても、この環境整備につきましては、早期完成を目指して今後も県に強く要望していきたいと考えております。 次に、矢矧川(東部保育所横)の環境整備でございます。第4次総合計画基本理念を「人と自然の優しいハーモニー」と宣言をしております。基本計画において「水と緑の保全と創出」においての施策概要といたしまして、河川、ため池の保全と再生事業を掲げております。 そこで、お尋ねの矢矧川の環境整備につきましては、平成12年度に策定いたしました「中心市街地活性化基本計画」策定段階において、河川活用を検討した経緯もございます。市街地における河川空間は、人々に潤いを与える大切な施設でございます。今後は、地元の皆さんと活用面等をともに考え、計画案ができましたならば、実現に向けて関係機関と協議をして進めていきたいと思っております。 終わりに、私の水養涵養保安林の保全につきまして最後にお答えをいたしますが、岡垣町の森林簿による地域の森林面積は1,955ヘクタールでございます。そのうち保安林の面積は317ヘクタールでございます。また、岡垣町における国有林は690ヘクタールで、そのうち保安林は535ヘクタールでございます。 岡垣町における水源涵養保安林は156ヘクタールあり、その所有権はほとんど岡垣町となっており、県行造林は主に杉、ヒノキとなっております。伐採時には、水源、水をためる大きな役目を果たします広葉樹の植林をしたいというふうに検討いたしております。 第4次総合計画の中で施策の大綱として、「自然に思いを、緑を育み水を守るまち」と大きな理念を掲げております。水と緑の保全の創出のためにも、自然環境の保全を目的とした合理的な土地利用を計画するとともに、自然との共生を治山治水の一層の充実と水源涵養機能と雨水の貯留機能を持つ森林や農地の循環機能の保全を進めたいと思っております。 具体的には、町民参画による環境ビジョンの策定により、今後の取り組みの方向性が示されることになっております。 なお、最初の家庭教育と児童の育成計画(支援)等につきましては、教育長の方から答弁をいただきます。 また、これ以上のお答えにつきましては、自席でお答えしたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 私の質問のお答えの中で、最初水源と申したと(発言する者あり)水養、水源涵養保安林の保全ということでお答えをせねばならないところを間違えましたこと、おわびして訂正いたします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 最初の家庭教育と児童の育成計画について答弁いたします。 まず、PTAの活動の状況でございますが、PTAの取り組みの基本は、児童・生徒の健全育成のために、教育環境の整備と会員の教養向上を主目的としております。 町PTA連絡協議会の全体の活動計画は、教育環境整備等の協議や会員の意識向上のための各大会への参加、広報委員会の研修等が毎年実践されております。 各学校におけるPTAの活動は、内浦小学校の例で申しますと、役員、理事会、地区分会長会などの組織により事業が実施されております。しかし、今後は学校もPTA活動の原点を見詰め直す必要を感じております。 次に、地域子ども会の現状とリーダー育成についてでございますが、ほとんどの自治区に子ども会は組織されております。14年度からの学校完全週5日制に向けて、地域が子どもをはぐくむための地域の力は大変重要であり、学校、地域、家庭の関係、また一方、育成会、子ども会自治公民館長等の連携等は、さらに求められますし、その中の中心力になるのは家庭であり、家庭の責任とあわせて家庭教育のあり方を考えなければなりません。 当教育委員会は、地域コミュニティーづくりとあわせて、試行的にモデル地区等を設置して、地域リーダーの育成と事業の計画と実践を検討しているところであります。 次に、児童の育成支援についてでございますが、「家庭教育講演会」「夢の体験塾」の実施や公民館事業による「大人と子どものふれあい教室」など、事業の取り組みによるものと補助金での支援によって行っているところであります。 まだまだ不十分でありますが、地域と協働し事業主体のあり方等を検討しながら進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) ありがとうございました。まず最初に、教育長にお尋ねをいたします。 今から平成14年になりますと、週5日制完全実施というような形になってまいります。それから、何ていいますか、地域との融合といいますか、学校と家庭と地域ですかね、そういうような3者が一体となって融合していく子どもたちを育てていくというような、学校現場を初め、子どもたちが育っていく環境が大きく変わっていくと思います。 そこで、私が先ほど申しましたように、形はどう変わりましょうと、人間としてどう育っていくかというような原点ですかね、そういうところは私は家庭が一番大事じゃないかと思います。現在、教育委員会もいろんな学習会をしたり、いろんな家庭教育の方法をとって頑張っておられると思いますが、その原点であります家庭教育といいますか、そういうところを今子育て真っ最中の保護者の方、それからPTAとか、いろいろ私は質問しておりますけれども、教育長の立場から見られて、今の子そもたちの一番どう、家庭教育をどんなふうに考えてあるのか、どういうところが欠落しとるのかというようなところをお話いただきたいと思いますが、お願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 教育の原点は家庭教育でございます。それは議員と同じ意見でございます。まず、家庭教育の一番問題は、子どもが生まれて三、四歳になりますと、大体自我意識といいますかね、それが育ってまいります。1歳から三、四歳まで母親が子どもの育児を中心にいたすわけでございます。ところが、三、四歳になって自我意識が育っていく、それからだんだん成長しまして青春時代に入っていくわけでございますが、その間の父親の出番といいますかね、全然影が薄くなってるわけですね。今までの古来、今までの昔からの基本的なしつけと申しますか、社会でやってはいけないこと、例えば人を傷つけたり、あるいは思いやりの心を持ったり、あるいは礼儀とか、そういうふうな基本的な社会人としてのしつけは親が、親の中の父親がすべきだと私思います。ところが、今父親の影が非常に薄くなって、母親中心の家庭教育というのが、ほとんどの家庭で行われてるわけでございます。そういう点、今後は父親の教育に対する主体性を持っていただいて、そしてやらなくてはいけないと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 今、子どもを、子育てに父親がもう少し関与せというような、そのところが抜けてるんじゃないかというようなお話をされたと思いますが、今からはそういうところ、私がいつもこのごろ言っております男女共生参画社会といいますか、そういうところにも母親と父親の特性を生かしながら、両親の保護者の欠けている部分をお互いに補いながら、子どもを育てていこうというようなことも、そういう今からの国の施策に大きく関係してくるんじゃないかと思うわけでございます。 で、私がもっと家庭の役割というところで、私はもっと3者、家庭と地域と学校と、それに4者といいますか、行政がかかわってくるわけでございますけれども、そういうところのそれぞれの役割っていいますか、大きく、融合とかいろいろ言いますと重なる部分も出てまいりますけれども、これだけはというようなところが私はあると思うんです。それで、もう少し原点っていいますか、ここだけは家庭でやってほしいというようなところですね。 今は生涯学習の時代ですので、生まれて死ぬまで、それぞれの分野で学習をしていくわけでございますけれども、特にきょうは小中学生っていうんですか、そういうところに私は絞って教育長にいろいろ教わりたいと思って質問しとるわけでございますけれども、今教育長の言われた部分ありますけれども、例えば家庭教育というところ、それの足らないところを補うというようなことで、一つ通学合宿とかいうようなものを、地域の皆さんの力をかりながら、日常の体験学習、体験をさせてますですよね。私はああいうようなものも、理想を言えば、もともと家庭でするべきしつけの分野というんですかね、そういうところがきちっとできておれば、わざわざ予算を組んで、皆さんにあれしてしなくてもいいんじゃないかっていうようなことを思っとるわけです、私は思うんですよね。 そういうふうで足らないところ、非常に家庭の子育てのルールといいますか、しなくてはいけないようなところが抜けとるから周りが、行政も手を出さないけんし、いろんなところが加勢せないけんというような、考えてみましたら、健全育成町民会議っていうような、ああいうものも非常に学校現場が荒れてどうしようもないようになって、皆さんが何とか健全育成をせないけんということで立ち上がられた結果が町民会議だと私は思うんです。 それが悪いというわけでもありませんけれども、今こそ家庭教育にしっかり力をかけて、私が今一番思うのは、学校も、それから教育行政に携わっておられる教育委員会も、もっと本音のところで家庭の──何というんですか、保護者を教育──教育って言うたらおこがましいかもわかりませんけれども、そういうところに力を入れてほしいなという思いがあるんですけれども、教育長、いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 今、議員が言われたとおりでございまして、先ほど申しましたように、家庭での教育力が低下しとると、全部の家庭じゃございませんが、それは一つの原因は核家族といいますかね、家族は夫婦と子どもだけの小さな社会といいますか、昔はおじいちゃん、おばあちゃんとか、そういうふうな構成の中で一つの小さな社会として子どもが育ったわけでございますね。 その中で今、先ほど申しましたように、父親の権威といいますかね、男女共同参画社会じゃございませんが、非常に女性の地位も家庭においても向上し、男女平等、家庭はほとんどそういうふうな家庭になってると思いますが、お父さんの発言といいますかね、子どもに対する権威というものが、昔は父親に対する子どもたちの尊敬といいますかね、母親とは違ったような権威といいますかね、ございました。ところが、今ではそういうふうな権威があらわれている家庭もございますけど、非常に少なくなっております。 それでは、どうすればいいかと今言われるように、まず父親の意識を変えないけませんですが、それも大事でございますが、地域の教育力を、父親の権威を復活するのを待つのも大事ですけど、地域によって、あるいは学校、あるいは社会教育において父親の意識改革といいますかね、そういうものをしていかないけないんじゃないかと思います。その点、PTAにおいても土曜日に授業参観して、あるいは父親学級とか、そういうところを設けたとこございますし、話聞きますと、非常に学校のPTAにおいても、父親の参加が非常にふえてるというふうなことも聞いておりますし、教育委員会においても、割と女性の方がいろんな研修会しても多いと。そういう現実から父親の研修する機会をつくらなくてはいけないと考えております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) ここに今の家庭の教育力が低下していると思う、一番思うところというようなことで、家庭の教育というのは、そもそも基本的な生活習慣、いつもPTAなんかの活動で、まず最初に上げてくるのがあいさつ運動というんですか、そういうとこですね。それから、今、それから何ていいますか、子どもたちに根気強さとか忍耐強さとか、そういうところが非常に欠けておるっていうことですね。辛抱させる、我慢させるっていうようなところも親の責任かと私思います。 それから、しつけや教育に無関心な親が──無関心と言うたら失礼かもわかりませんですけど、責任転嫁って、そこですみ分けをはっきりって私が言うのは、学校が悪いとか行政が悪いとか、地域がどうのこうのとかいうような、本来我が子は、自分の子どもは保護者が守っていくのが私の持論でございますけれども、そういうところをほかの諸団体というか、いろんな周りの者に転嫁していくというような、そういうところの傾向が強いんじゃないかと私、思うわけですが、教育長どうですか、どう思われます。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長
    ◎教育長(安部欽一朗君) 非常に教育委員会においても、学校の保護者の方から電話があるわけですよ。聞いて驚くようなお願いがございます。例えば御承知のように、岡垣中学校は8時半に出校しておりまして、今までね。校長会で岡垣中学だけなぜ8時30分ですかと。また、ほかの親御さんたちから、小学校の子どもは8時10分ごろ学校行きよるのに、中学が遅いのはどうしてですかと、そういうようないろんな意見を聞きまして、今度校長がかわりまして、8時10分から子どもたちは来ておるわけでございますが、そういうことをしました。 ところが、電話が何件かかかりまして、その中で非常にいいことしたというのも、私やら課長の方にもかかっておりますし、中に、これ前の山田課長の方にかかったんですが、うちの子どもが塾に行きよると、小倉まで塾に行きよると。それで、帰ってくるのが11時だと。そして、朝起ききらんと。どうか8時半にしてくれと、そういうふうに一例がそうですが、子どものことの教育に関して、自分の子どもだけがうまくいけばいいと、むしろほかの子どもが勉強できなくて、そしていい学校に行けばいいと、そういうお考えの方が、一つのほんの例でございますけど、そういう考えを持った方があるんじゃないかと推測するわけでございます。 自分の子どもがいいということは、いろいろな事件が起こっていますが、すべての子どもさんは大体平均以上の子どもさんなんですよ、いろんな事件を起こした子どもさんは。小学校、中学校でも本当に目立たない、勉強のできる子どもさんですよ。そういうことをいろいろ分析しますと、自己中心的な、今議員が言うように自己中心的な家庭教育というのが大きな原因になっているんじゃないかと思います。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 行政にもいろいろ悩みがあるようにありますし、非常に問題がこういうところは大きな問題が今横たわっておると私思います。私も今度出ました教育基本法をちょっと読んでまいりますと、家庭の役割って、さっき言いましたように、学校とか家庭とか地域とか行政の基本的な役割があるんですが、きょう家庭教育のこと話しておりますので、家庭の役割で今教育長が言われたようなところは、子育ての自覚、責任を親が持ってないというか、希薄であるということが一番原点にあるんじゃないかと思います。 それから、基本的な生活習慣とか罪悪の判断力を身につけさせる、いいこと悪いことですね、そういうことの判断をしっかり家庭で身につけさせるということ、それは年齢によっていろいろ幅が広がっていったり、いろいろあると思いますけれども。 それから、家族集団への思いやりや愛情を育てて、家庭が心身ともにいやされるような場所というですか、そういう家庭をつくらないけんというような、それも家庭の大きな仕事だと思いますし、このごろ特に目につくのは過干渉、過保護をやめて、子どもの、子どもたちの個性を見つけて大切にするというですか、未来に夢が持たれるような育て方をしてほしいというんですか、余りにも──何ちゅうんですか、かけ離れた夢を持ち過ぎてじゃないですけど、これ要らんことかもわかりませんですけれども、過干渉になり過ぎるというような、子どもの過保護にし過ぎるというようなところが、ひとつ私にも目につきます。 それから、自分の家の子どもだけじゃなくって、友達の家族と連帯しながら、地域での体験活動に参加させながら、思いやりのある、包容力のある子どもに育てていくっていうのも、親の大事な責任かと思います。 あとそれぞれ学校なり、基礎・基本の知識などをしっかり身につけさせるとか、いろいろ、あとは児童・生徒を健やかにはぐくむための連携協力などを働きかけるとか、いろんなことがありますけれども、今いろいろ学校とか地域が奔走されよるのは家庭にかかわる、家庭教育にかかわる分野が非常に大きいと思うわけです。教育長、どう思われますか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 家庭、先ほどから申しますし、議員も言われておりますように、教育の原点は家庭でございます。学校では岡垣町は、議員の質問の中で書類を出せということを課長の方に言っておった不登校の件ですね。不登校の件についても、今町内で6名おります。ほかの、一応以前に多いんじゃないかと、議員の中から指摘されたこともございますけど、現在は学校の現場で非常に努力していただいて非常に少なくなってます。 しかし、6名というのは、年間に30日以上休んだ子どもが不登校になるわけです。極端に言えば、月に2日休んでも、3月になりますと、不登校の子どもに3日か、3日ぐらい休みますとなるわけでございますが、そういう子どもの状況を調べますと、非常に学校、子どもたちが学校が本当に楽しかったら、家庭がいかに──何ち言いますかね、おもしろくないとか、嫌な家庭、嫌な生活環境であっても、学校行ったら楽しいから学校に昔は来よったわけですよね、そういう子どもは。 ところが、今は子どもが家庭のお父さん、お母さん方子どもたちに学校に行けと言わないんですよ、行かないんですよ。行ったら、子どもにそういうこと、行けとか、そういうことを言い切れない。もちろん精神的な欠陥が子どもさんもございますけど、そういうふうに子どもたち、親が子どもたちに叱咤激励といいますかね、褒めて後から後押しするという姿勢は全然ございません。 6名のうち一部、一人ぐらいは精神的な者ございますけど、ほとんど家庭教育が原因でございまして、学校の先生たちが毎週──毎週ちゅうか、2日か3日ごとに学校の例えば宿題のプリントを持ってったり情報交換していますけど、親はそれに対して一つも無関心。そういうふうなことで今の教育の、一番大きな原点は、今までの家庭教育といいますかね、それが原点であると痛感してるわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 教育長の言われるとおりだと思います。私が一つ思いますのは、私は文教におりますので、文教の視察なんかで各小学校、視察させていただいたこともありますけれども、先生たちといろいろ話しておりましたら、言葉の端々に非常に保護者の方に気を使われているというような部分があるわけですね。もっと今のすみ分け、子育てのすみ分けじゃない、教育のすみ分けですかね。そういうところではっきり私は家庭の責任は家庭に言っていただくような方向で行っていただきたいなということを要望するわけです。 それからもう一つ、子育てという、家庭教育ということできょうPTAの活動の現状を聞かせていただきましたが、いろんな問題を、今小学校の方におりてきております、低年齢化になっておりますけれども、問題は中学校なんかにも私はあると思うんですよ。思春期で非常に難しい時期でありますけれども、そういう時期だからこそ先生方と保護者の方がしっかり話し合って、場合には子どもたちの意見も聞くようなPTAのあり方というですか、そういうようなことを今こそ始めんと、答弁書の中に、今後は学校もPTA活動の原点を見詰め直す必要を感じておりますとあるんですよ。それで、今後じゃなくて、これも早くせんと遅過ぎるんですね。かつて私もPTAに携わったことがありますけれども、それからもう20数年たっております。随分学校も親もさま変わりしておりますけれども、根幹のところは私は変わらないと思うんですよ。 それで、PTAの目標とするところで、ここに目標当初活動ということで出ておりますけれども、目標は学校及び家庭における教育の理解とその振興というのは、これは先生方と保護者がしっかり話し合って、健全な子育てをやっていこうということで、施設面とかいろんな教育だけじゃなくて、そういう面も環境をつくっていく面では大切なことだと思いますし、どっちが出過ぎてもいけない。それぞれに役割があると思うんですよね。そういうところを家庭は、親は家庭教育の責任者、それから教師は学校教育の専門家として、子どもたちは対等な立場で育てていくというようなことが、私大事なことだと思います。 よく保護者の方の言葉聞くと、子どもを人質にとられとるから言いたいことが言えんとか、そういうことは私は大きな間違いであるし、そういうことをされる先生方は岡垣にはいらっしゃらんと私はそう思いたいです。そういうような立場で、対等な立場で子どもを育てていくということが非常に大事なことだと思います。 そうなってきますと、保護者もそうですけど、子どもが中学に行きますと、もう学校任せというですか、PTAの集まりを保護者会ちゅうですか、そういうことをやりましても、成績に関すること、それから何ですか、進路に関すること、そのときだけは自分の子どものことだけで一生懸命にお見えになりますけれども、あとは役員に任せというようなあれになっていっておるようにあります。 先ほどこの答弁書の中は内浦小学校のあれが出ておりますけれども、海老津であり吉木であり東中学、中学の分も見せていただきましたけれども、それから山田のも見せていただきました。それぞれに活動というですか、委員会の名称は違っても、内容は大なり小なり同じようなことをされとるんやなと思いますけれども、目標の中に児童・生徒の校外における生活の指導とか、それから地域における教育環境の改善とか充実とか、そういう面にもう少し私はPTA活動も入っていただきたい。 何か事が起こったときに通学路はどうやろうかとか、事故が起こったら信号機はどうやろうかとかいうあれじゃなくって、保護者もそういうところにまでも気を使う、ぜひ──ところまでじゃなくて、ぜひそういうところをPTAの保護者の分野として気を使っていただくような、何か一生懸命されてる、非常に忙しいあれで保護者の方も先生方も忙しいで時間がとれないということもよく聞きますし、学級集会なんかでゆっくり時間がとれなくてねとか、それはもう10何年前から私も聞いております。 でも、こういうような子どもたち教育環境になったからこそ、来年から少しゆとりがとれると思いますので、PTAの原点に返ったような、3者が話し合われるような活動をやっていただきたいと私思います。 それで、ここに答弁書に書いてありますように、今後学校もPTAの原点を見直す必要性を感じておりますじゃなくって、来年度に向かって即融合とか、いろんなことも、最初言いましたようなことも基本に入れながら、本当に家庭教育の原点はPTAの変わりようによって、私は相当改善されてくると思いますので、そういうところにぜひ光を当てて指導をしていただきたいと思います。いかがですか、教育長。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) PTAの問題でございますが、答弁書に書いておりますように、私も随分昔、学校にタッチしとったわけですが、仕組みはほとんど変わりません。しかし、今、私の校長時代と違っとるのは、これは岡垣だけと思いますが、非常にPTAのなり手がないということはないんですよ。私たちのときはそうなかったですね。私も海老津小学校おりましたが、議員やら町長もPTAの役員もされておりましたけど、そういうときは非常に問題になりましたが、やめた、私たちが退職しました後、非常にPTAになり手がないんですよ。なぜならば学校自体が荒れて、それで非常に大変だということで、役員の選考に非常に困ったことがございますが、今は非常にPTAと学校がうまくいっています。 それで今、それはちょっと置きまして、私は今まで非常にPTAと学校はうまくいってますし、私も時々参加しますけど、町長も参加されたことございますけど、非常に和やかでお互いに連携してやろうという気持ちはあるんですけど、しかし、今までのとおりではいけないと思うんですよね。おっしゃったように、私は家庭教育を刺激するのはPTAと思うんですよ、一番接点はですね。 これまた具体的な例ですが、学校でたばこのことを指導したら、ある子どもはたばこを吸った事実があったもんですから、親御さんに言った、たばこのことについて親御さんに、「おたくの子どもさんはたばこを吸ってますよ、知ってますか」と聞きましたら、「知ってます、うちで吸っていいけど、学校で吸わんように言うとりましたが、学校で吸いましたか」と、そういうふうな発言があって、私もびっくりしたんですよね。 親のお考えの方がそういう方がおりますし、非常に難しいんですが、PTAのあり方について、私は子どもさんと、特に中学校の子どもさんとPTAの人との対話集会とか、そういうのも新しい仕組みでやらないと、ここに書いてるのは原点に返るということはこういうことなんですよね。何かPTAやら校長先生にお願いしましてね、あるいはいつかの議会におじいちゃんPTAと、おじいちゃん、おばあちゃんPTAと、これ内浦の校区はやっているわけですよ。内浦校区の方が全員がPTAの会員ですから。何ち言いますかね、授業参観とかいろんな行事に全部の方が参加しております。そういうようなところもございますが、旧来どおりのPTAのあり方を問われたとこございますので、そういう意味で原点に返って、学校完全5日制になりますし、何とか特に社会教育の方で考えておるところでございます。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 非常に悩みの多い親御さん、保護者にしても子育てというですかね、どうしていいかわからんようなところもあると思います。余り地域と交わらないとかいうような方たちも、今大変多ございますので、そういうところも考慮に入れながら、これは学校の先生方の指導の仕方もあるだろうし、行政の今からの家庭教育に対するいろんなものを、啓発の学習なんかをいろいろ考える中で、そういうことも考慮しながら、ぜひ組織のあり方というですか、行政の指導力の発揮のしどころだと私思いますので、時代に合ったPTAに変身していくようなことをぜひやっていただきたい、強くこれは要望しておきます。 それと支援の部分でございますけど、PTAに対する、PTAも社会教育の関係団体でございますので、しっかり会費を出していろいろ皆さん頑張っておられますけれども、いろいろ啓発活動とか学習なんかに費用のかかることもありましょう。そういうような場合は行政が支援していただいて、1校1校できなかったら、町Pで企画してもらうとか、いろいろなことも今からやっていただきたいと思います。 かつて行政改革があったときに、1割カットを全部されましたですよね。諸団体、全部1割カットをされた時期があると思います。このときに町Pの代表の方が、もう数年前になりますので、私も記憶に薄くなっていっておるんですが、そのときにこういうことされたら町Pの活動ができんやないかと。私、ひょっと思い出しまして予算書をくってみましたら今3万6,000円ですかね、そのとき4万やったんと思います。1割カットして3万6,000円になったんでしょう。そういうことを組まれたときは、啓発補助費でも何でもいいですから、予算面ででも援助をしていただいて、岡垣の学校、大きい学校とか小さい学校、規模がありますので、機会均等に、町Pなんかででもそういうようなリーダー研修というような、そういうものもぜひ考えていただきたいと思いますが。これは要望しておきます。時間の都合もありますので。 それからもう一点、気になりましたのは、家庭の支援ということで、今通学合宿など非常に今度新しく予算組んで、内浦小学校、戸切小学校なんかも期間中、休暇中だけでもということで執行されるような予算も組まれておりますけれども、それに絡んで今度一般質問をするときの資料に父子、お父さんと子どもの家庭、母子家庭というようなものをあれしましたら、非常に戸切が比率が高いんですね、家庭の比率が30.2%、今までいろいろ──何ですか、学童保育とか何とかでいろいろ私たち考えよったのは、どうしても規模の大きい山田とか海老津とか、今度吉木が新しくなりましたけど、そういうところに規模の大きいところがあれで、そこはそういう家庭も多いやろうと思っておりましたら、以外と少子校の少子化校の戸切が、もう3分の1はこういうような片親の家庭であったということも、私、新しい、本当見直しました。こういうところにも、家庭状況を自分も把握されとると思いますけれども、それに合った適切な支援を私は考えてほしいと思います。 これ教育委員会だけじゃなくて、ほかの全課にまたがると思います。例えば住むところに非常に困っとるとか、また生活に困窮しとるとか、いろいろあると思うんですよね。父子家庭やったら、ほかのおじいちゃん、おばあちゃんがおられんで、子どもたちが遅くまで夕食のあれが困っとるとかいうたら、お年寄りの、できるかできんかわかりませんけど、お年寄りの場合はお弁当運んだりしておりますよね。そういうようなことが枠を広げてできるんであれば、これは行政サイドで考えてほしいんですが、ケース、ケースによっていろいろ支援のあれがあると思いますので、そういうところもそういう家庭を支援するというですかね、ところで考えていただきたいなということです。教育長、時間があれですので、短く教育長のお考えをちょっと聞かせていただきたいですが。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) ただいま議員がおっしゃったように、そういうふうな母子家庭、あるいは父子家庭ですかね、そういう家庭は地域によって偏っとる感じはします。それに対して学校教育においても、あるいは社会教育においても、十分配慮しとるわけです。特に小規模校、特に戸切小学校についてはしておりますけど、今後とも十分配慮していきたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 戸切だけじゃなくて、全般、一応こういう父子、母子家庭を持ってるような学校、実態調査をぜひお願いしておきます。 続きまして、2番目の郷土水辺整備事業に移らせていただきます。 汐入川の郷土水辺整備事業進捗状況についてお尋ねしましたが、平成8年から事業が始まっているということで、14年度、来年度完成する予定でございます。私は特に吉木小学校のあの近辺が気になるわけでございます。特にこの時期になりますと子ども、小学校の低学年から学校前の幼稚園とか保育園とか行かれよるようなお母さんたちから、どこか川の水辺で子どもを遊ばせるような、何やったら川にでもつけて、いろんな魚とか何か虫とか、いろんなものをすくったりできるようなとこはないやろうかというようなことで、岡垣じゅう車に乗せて回って、内浦がいいちゅうたけ内浦に行ってみたんやけど、やっぱなかったとかいうて、昨年のちょうど今ごろ、梅雨明けぐらいからそういう話をよく聞いて相談受けるんです。ことしも一、二件ありました。 水辺の事業を見よりますと、本当に子どもたちを水辺で遊ばせたりとか、いろいろな思いがあって計画がなされ、第4次総合計画にも出てきておりますけれども、現実はどうでしょうか。1年間、昨年からほとんどそういうことを聞かれて、私も吉木周辺とか、いろんなところを、ここはというようなところを見て回ったことがあるんです。ことしも見て回りましたけれども、非常に水が少ないということと、何ていいますか、今実際に手をつけられている汐入川の吉木小学校のあれも、工事がそのまま停滞して全然変わってないわけですよね。 それで、あと1年して14年度で完成ということでございますけれども、あんな水のない状態で、そしてコンクリート、石で固めたような水辺っていいますか、県事業でも町の希望というですか、そういうものは申し出てあると思いますが、どの程度、県事業の場合、例えば絞りまして吉木のあそこの水辺の場合は、完成したときにはどういうような感じ、今言いましたような子どもたちが自由に出入りして、水辺の生き物と遊んだり、いろいろできるような状態になるような希望が県の方に言ってあるのかどうか、そこのところを答弁いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 吉木小学校周辺の水辺事業の県事業に対する要望等につきましては、建設課長の方から説明させますので。 ○議長(大森忠勝君) 木原建設課長。 ◎建設課長(木原弘毅君) まず、これ県が行っております水辺の工事でございますが、これ平成8年から地元の関係とか学識の方が、座談会形式で地域の方が参画されて計画されておるということを聞いております。その中で現在県が進めておる工事の中には、完成予想図的なものはございます。その中で主なところを申しますと、桜並木から管理道路、それから休憩広場、あずまや、それから水辺に、水がまに入る施設等々がございます。 平成14年度完成というのは、現在ほとんど工事は完了しているところで、残されておる工事が管理道路の工事が残っておるというように聞いております。そういうところで現在、工事につきましては、ほぼ概成に近い状況というふうに伺っております。その中で今から工事というのは、先ほど言ったように管理道路を今後つくっていけば、県といたしましては水辺の工事、吉木のゾーンにつきましては終わるというふうに聞いております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) まことに情けない状態であります。皆さん行ってみられて、これが水辺の水と──何ですか、楽しく遊べるとか学べるとか、特に吉木の場合はあれを利用して吉木小学校子どもたちが水辺の学習というですか、そういうことをするんだろうな、できるんだろうなって私も期待しておりました。それで、それが完成、あと1年間、周りの形を整えながらすれば、それで完成で、県のあれやからということで、あと維持管理というですか、そういうものは町がするんですか、県の分だから当然県がするんですか、そこんとこを聞かせてください。 ○議長(大森忠勝君) 木原建設課長。 ◎建設課長(木原弘毅君) この座談会形式で検討された中で、県の考えは直接まだ確認はしておりませんけど、現在、ちょっと話変わりますけど、3号バイパスに緑の景観ということで、これは建設省が今年度から地元の関係者あたりとか、また学識経験者の方を入れて、今委員会が設けておられる。それで、3号バイパス関係を緑の空間ということで今検討に入ったところです。 その中で建設省の考えとしては、維持管理については、できるだけ地元でしていただきたいという考えあるようで、同じような水辺の整備云々というのは、座談会でしとる、県の考えといたしましては、できるだけ地元管理というのが前提で考られてこられたんじゃないかなっていうところで、このあたりどちらにしろ完成が来年度ということでなっておりますので、後の管理をどのようにやっていくかというのは、今後県と、また町も入りましたところで、座談会に入られた方あたりのところで、どうなのかというところは確認していく必要があろうかと思っております。今、非常にこういうのは草が生えますので、特に主にそのような管理面というのは、非常に今から発生してくるんじゃないかなと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) それを聞いて、ますます腹立たしさを感じるんですが、今まで水辺の事業だけじゃなくって、いろんな建物とか、いろんな事業をやったら、でき上がったらもうそれで終わり、使っていって活用して、いろいろ目的を最初の座談会をして、町民の声を聞いて、そしてつくったんやと言われますけれども、十分それが生かされんような施設ですよね。 私が吉木のあそこに行ってみたら、こんなことやったら、こんなことしてもらわん方がよかったなあと思うような、全くぶざまな、言いましたようにコンクリートも石で固めたあれで、あんな安心して子どもたちも入れられません、あんなような状態でですね。景観も悪いです。あれに周りに木植えたり、いろいろ見せかけはできると思いますけれども、あんなもんやないで、何やったらあんな護岸をこうしてせんでも、もっと違うやり方があったんじゃなかろうかと私、思うわけですよね。それで、何かされたのが腹立たしい、あれではい終わり、あとは町で管理しなさいなんて、許された話じゃない。それで、最初座談会で皆さんがこうして、ああしてほしいと言われた方たちも、これが完成ですよと言われたら、本当に喜ばれるでしょうかね。 それともう一つ、関係がありますので、時間もあれですので、まとめてあれですが、2番目に矢矧川の環境整備、これも水辺の空間をということで第4次に出てきております。それも水量は乳垂川よりもちょっとあるかとは思いますけれども、非常にきのう石井議員も言われましたように、プロムナード矢矧のあのあたり、東部保育所の子どもとか、ちょっと買い物に来た、あそこに来た子どもたちが入って遊ぶとか、子どもたちにもっと自然体験をさせて何とかかんとか、いろんないい施策は4次にも出ておりますけれども、利用する施設が何か中途半端というよりも、みんなの心、利用する人たちの心を何か逆なでするような、見かけばっかりのものを、大事な財源を、町の財源にしろ県の財源にしろ、県に、県のことをここで文句言うのもあれですけど、最後は地元で、県も、さっき課長が言われたように、地元で管理せっていうようなことになるんであったら、なおさら工事の途中でも、皆さんせっかく座談会して、皆さんの町民の声を吸い上げたんであれば、それが生かされるように申し出るとか、少しぐらいは手直ししていただくとか、少しぐらい町のあれを出したなら、もっといいそれが生かされるような状況になるとか、でき上がってしまう前に担当課なり、関係の人は声を上げてほしいと思いますが、そういうことはできないんですかどうですか、課長。 ○議長(大森忠勝君) 木原建設課長。 ◎建設課長(木原弘毅君) 特に今矢矧川の方につきましては、花咲きを中心として周辺の方で河川清掃されながら、何とかこの川を活用できないかという話は我々も伺っております。我々も河川の状況考えますと、川の清掃と、またさらに川におりて水で親水、まさに水と戯れるという、あそこの場合は河川構造的にはある程度難しい要素が現実ございます。そのあたりにつきましては、ただし地元の方がどの程度まで川の活用を考えられてるかというのは、具体的な意見としては伺っておりませんので。 今後、まさに中心市街地の活性化事業の中でも、河川の水の活用というのは、町長の答弁にありましたように、意見もたくさん出ておった関係で、今後、町で検討して、ある程度方向がまとまった中で、今後その計画を検討、県の、あれはもともと県の河川ですから、町で勝手に活用はできませんので、そういうプランができましたら、県と協議しながら、維持管理も含めたところで協議していきたいなあと考えております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 矢矧川の件も、今申しましたけれども、思いは子どもたちにいろいろな体験をさせながら、健全に育ってほしいというのがみんな、住民の皆さんの思いだと思います。せっかく予算を使っていろんな、こういう水辺の事業だけじゃなくって、いろんな事業が第4次にもなされるようにありますけれども、本当に生きたお金を使ってほしいというですか、町民の皆さんがせっかくアンケートをとって意見を聞いたなら、それを生かすような活用をしていただきたいと思います、事業をやってほしいと思います。 それで、もう時間もなくなりましたが、非常に水辺の事業にしても何にしても、自然を生かすとか、いろいろなことが自然とのハーモニーとかいうようなことで、第4次のあれができておりますけれども、水の件、それから緑の件、現場を見る、そして町民の意見を聞きながら、もっと町民の皆さんと一緒にボランティアでも何でもいいです。常時それにかかわっていけるように、自分の町だから、皆さん頑張られますですよ。先ほど水辺のあれでまちづくりの人たちがあそこをきれいに、ごみ捨て場やったのをきれいに今花植えて管理されてますよね、維持されております。そんなあれでそういうところが町民の心のあらわれですので、行政の方もそこのところを酌んでいただいて、皆さんが安いお金で皆さんが喜ばれるような、それが活用できるような事業していただきたい。 それで、今から時間になりましたので、最後、水が少ないということは山に緑、植樹をしなくてはできない、水もふえないと思いますし、水量が減っているっていうことも考えて、そういうところの調査もぜひやっていただきたいと思います。 時間になりましたので、これで私の一般質問をやめます。 ○議長(大森忠勝君) 以上で14番、矢島惠子君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩いたします。再開は10時50分といたします。午前10時31分休憩………………………………………………………………………………午前10時50分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 10番、曽宮良壽君の発言を許します。10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 10番、曽宮です。3月定例議会一般質問で時間の都合でできなかった部分として、教職、行政職に携わるすべての方々の忙しさを指摘し、それを幾らかでも解消できないかという趣旨で、また岡垣のシンボル海がめについて、細川前議員の一般質問に対する執行部答弁がその後どう実施され、今後さらにどう対策をとっていかれるのかという趣旨で質問をいたします。 ウサギとカメの競争の話は、この場におられる皆さん周知の話でしょうが、これには異論があり、なぜ寝ているウサギを起こさなかったか、カメがフェアではないと、そんな異論もこのウサギとカメの競争の話も、最近の子どもたちは知っているでしょうか。この話の意図するところは、今風に言えば英語、スロー・バット・ステディーで、ゆっくり、しかし着実にということでしょうか。 しかし、本当の今風は、きょう付の西日本新聞で報道された厚生労働省の平成12年人口動態統計で明らかなように、急ぎ過ぎ、死に急ぎ、とにかく早くであります。離婚が26万4,255組、自殺3万226人という数字が目につきました。「あしたがあるさ」という昔はやった歌があります。これが若干手を加えられて、今若い人の間で歌われているそうであります。これも今風の、今すぐ早くの風潮への反動とも考えられなくもありません。 先ほど述べましたように、教職、行政職に携わる皆さんも、今風の中でゆとりのない中で業務に従事されているように思います。あしたがあるさでは、納税者である町民は困りますが、そこで岡垣町のゆとりについてお尋ねします。学校教育の中でのゆとりについて、行政内部のゆとりについて、学校週休2日制実施に伴う子どもたちのゆとりについて。 次に、海がめもかえる町についてであります。第4次総合計画の実施計画の中で具体的な対応を考えていくべきと考えるが、また機構改革なったばかりの企画政策室対応事案ではないのかということで質問をいたします。 なお、学校週休2日制については、正確には学校週5日制ですが、質問の趣旨にのっとり週休2日としています。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 曽宮議員の一般質問の中で、大きく分けられました岡垣町のゆとりと、それと海がめもかえる町ということでございますが、その中の1番の行政内部のゆとりと、2番目の大きな表題でございます海がめもかえる町についての問題につきまして、質問につきましてお答えをさせていただきます。 岡垣町のゆとりということでございます。行政内部につきましてはお答えをいたしますわけでございますが、質問の趣旨は職員が日常業務を遂行するに当たって、ゆとりを持っているかということだと考えております。 まず、政令都市を省く県内95の市町村における本町の業務遂行状況を2000年度版の市町村データの指標をもって説明をさせていただきたいと思っております。 まず、財政状況を示す経常収支比率が70.7%で低い方から4番目、人口1,000人当たりの普通会計職員が5.55人と少ない方から11番目。同じく人口1,000人当たりの一般行政職員が4.47人で少ない方から12番目でございます。また、職員1人当たりの財政規模が5,600万円で多い方から28番目でございます。このデータから少ない職員体制が好ましい財政状況を生んでいることが御理解できると、いただけると思っております。 次に、職員の業務実態でございますが、平成11年度の調査によりますと、職員1人当たりの超過勤務時間が年間140時間、係ごとに見ると少ない係で10時間未満、多い係で300時間を超えております。また、休暇取得日数は平均10日程度で半分近い消化率になっておりますが、係ごとに見ますと、少ない係で3日程度、多い係でほぼ20日消化している状況でございます。係ごとの開きが大きいということが伺えるわけでございます。 また、本町は、その地勢からも、ほぼ全般にわたって広く行政を担わねばなりません。また、住民ニーズの多種多様化、高齢化社会、高度情報化社会、地方分権などこれから先の行政課題も山積をいたしております。そのような視点から、職員一人一人が抱える業務は、質、量ともに増加傾向にあるということは事実でございますし、一方では、町の歳出経費増に直結する職員増が困難な時代にあることも認識しなければなりません。 したがいまして、行政が十分なゆとりを持って業務を遂行できる時代ではないということを申し上げますとともに、その状況を少しでも改善できるように、機構改革による事務効率化、アウトソーシングによる事務量の軽減、事務事業評価制度導入による事業の取捨選択に取り組もうとしているわけでございます。これらを遂行していく際には、議員の皆さんの御協力がぜひ必要でございますので、御理解のほどお願いする次第でございます。 次に、海がめもかえる町についてということで、最初の第4次総合計画の中での具体的な対応と、海がめもかえる、海がめにつきましては企画政策室が対応事案ではないかということでございますが、海がめのかえる町については、第4次総合計画の中で今後対応を考えていくということでございますが、岡垣町のイメージづくりの計画において、平成7年の3月に町のキャッチフレーズとして制定をいたしたわけでございます。岡垣町が進めるまちづくりをわかりやすく表現したものであり、このキャッチフレーズの趣旨は、岡垣町はかけがえのないふるさとになる町であることを内外に示すものであり、さらに町勢要覧においては、次のように私からのあいさつとして述べさせていただいております。 本町の豊かな自然の象徴である三里松原の砂浜には、数年の旅を終えたアカウミガメがふるさとに産卵に帰ってきます。この岡垣町に住む皆さんにとっても、この町がかけがえのないふるさととして、いつも心の中に残るようにとの願いが、この言葉には込められております。この町で生まれた人、またこの町で育った人たちが、たとえ一時期でもこの町を離れても、いつかは岡垣町に帰りたい、ほっと心の安らぐまち、そのようなまちづくりをこれから進めていきたいと思っております。 私がここで申したいことは、「海がめもかえる町」の言葉の中には、そのようなまちづくりの思いを託しているということでございます。「海がめがかえる町」ではなく、「海がめもかえる町」なのでございます。 御質問にありました第4次総合計画の実施計画においては、直接的なアカウミガメの産卵保護はもちろんのこと、「人と自然の優しいハーモニー」を基本理念として、かけがえのないふるさとづくりに向けた施策を上げてまいります。 また、この海がめの関係につきましては、企画政策室対応事案ではないかとの御質問でございますが、「海がめもかえる町」をキャッチフレーズに据えたまちづくりは、企画政策室をコーディネーターとして、新しい組織機構による総合行政で取り組みをいたします。 なお、直接的なアカウミガメ産卵の保護などについては、これまで旧地域振興課が進めてまいりましたが、今後は環境共生課の方で所管をいたしたいと思っております。 1と3につきましては答弁をいたしましたが、あとは自席の方で御質問を受けながら答弁をいたしたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 岡垣町のゆとりについての中の1の学校教育の中でのゆとりについてと、第3の学校週休2日制実施に伴う子どもたちのゆとりについて答弁いたします。 まず、学校教育の中でのゆとりについてでございますが、平成14年度から実施される新しい学習指導要領のねらいは、「ゆとりの中で生きる力を育てる」ことであると言われています。完全学校週5日制の実施に伴い、授業数は1割、そして授業内容は3割程度削減して、従来のいわゆる詰め込み教育からの脱却を目指しております。 みずから学び、考えるための力を育てる総合的な学習の時間の新設や少人数学級による基礎学力の定着への配慮もなされています。 文部科学省では、ゆとり教育とは心のゆとりを求めるものと定義をしております。これから教師、児童・生徒に真の心のゆとりが生まれてくるよう、新学習指導要領が円滑に実施されるよう見守っていきたいと考えております。 次に、学校週休2日制実施に伴う子どもたちのゆとりについて申し上げます。そこにお手元の答弁書の中に間違いございまして、完全学校週5日制が正式でございます。完全学校週5日制によりゆとりの時間が生まれてきます。このゆとりとなる時間を豊かに過ごさせるために、地域力が必要となるわけです。県の研究指定を終えた「豊かな心育成実践検討委員会」を平成11年度から町単独事業として継続し、地域の力(区長や自治公民館長等の支援)を受けながら、地域において各事業を取り組んでまいりました。 平成14年度からは、町が主体で行事を計画するのではなく、校区や自治区等で特色のある活動を計画していただきたいと考えております。行事に追われるのではなく、楽しみの中で自然や人との触れ合い、たくましさや思いやりをはぐくむ取り組みができるようしていきたいと、平成13年度中に「豊かな心育成実践検討委員会」で素案をまとめたいと考えております。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) まず、町長にお尋ねします。 町長就任以来、およそ半年ですが、この間、何日ぐらい休まれましたか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ほとんど土曜、日曜も公務と申しますか、いろいろな関係団体からいろいろな出席要請がほとんど土曜、日曜も入っておりますので、1日もまだ休んだことはございません。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 1日も休んでないということで確認をいたします。教育長、この1年間、教育長は何日ぐらい休まれました。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 勤務時間中はほとんど休んでません。私用ですね、病気じゃないでいろんな要件で延べ2日ぐらい休んだと思います。それと、土曜、日曜は町長ほどでございませんが、土曜、日曜日は、土曜か日曜かどちらか行事がございますので、出席しております。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 今、教育長のお話からすると半分ぐらいですね、大体年間100日近く、土日があってですね、あとまた祝日等があると思うんで、その中から推測しますと、大体休んでいい日にちからすると半分ぐらいしか、自分の自由になる時間が持ててないというふうにお聞きしたところであります。 室長に伺います。これは冗談ですが、室長は漁業の傍ら役場に勤められておるというふうに外野の方から声が聞こえてきたことがあります。これは冗談ですが、これから週休2日ですね、週休2日制になって、土曜日が半日勤務と、それからそれが週休2日になって、行政のすべき仕事が減ったか、あるいは職員の忙しさはどうか、その点について室長。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 職員の忙しさが減少したかということの質問であろうと思いますが、私も全体的な数字的なものの比較としては、超過勤務の時間数、これは11年度と12年度比較してみました。2,530時間ぐらい12年度の方が減少しております。有給休暇の消化率を見てみますと、11年度が10日間です、職員の平均がですね。12年度は11日ということになっておりますので、数字的に見てみますと、少し減少したかなと、忙しさはですね。そういうふうにはとらえておりますけども、これについてはいろんな総合的な分析が必要でございますので、今後分析をしていきたいというふうに思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) これは週休2日になる前となってからのことで、数字的にどうだこうだちゅうんじゃないんですよ。忙しさ、いわゆるおよそ32年間ですね、行政の職に従事されとるわけですが、その中で週休2日になる前と後とどうなのかということで、仕事が、行政の仕事が減ったかふえたか、それから忙しさはどうかと、それだけ答えていただけますか。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) まず、行政の仕事はふえてるというように思います。それから、忙しさについては忙しくなってるというふうに思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) それで、職員はふえましたか、当時からして。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 少しふえてるというふうに思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) そのふえ方に満足してます。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 私もいろんな職場をいろいろ経験させていただきました。その中でふえ方に満足というよりも、私の職場の中では定数が1人減ったとか1人減少したとか、そういう経験はいたしておりません。したがって、ちょっと私今ここで回答はできかねるというふうに思います。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 今、室長から個人的な感想をお尋ねしたわけですが、町長に伺います。町長も就任されて、今言われるように休みなしと、これ24時間勤務というふうにきのう言われておりましたから、しかしそれにしても町の行事、町が主催する場合、あるいは関連の団体が催す行事、ちょっと多いとは思われませんか。その辺、どんなですか、町長。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 生まれつき別に私自身、体に自信を持っとるというわけじゃございませんが、今までの仕事から比べれば、いろいろの各種団体から呼ばれましても、御案内いただいても、私は常に行き、皆さん方と触れ合うと申し上げるのはあれですけども、一緒になって今後のいろいろな町政とか、いろいろ岡垣のまちづくりとか、いろいろな関係で行っておりますので、別に私はそれが苦になるとかいうことはございませんし、24時間公人として頑張っていくということで、そういうふうな方針でおりますので、別に私自身は何ら余りそういうことについては気にはしておりません。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 私は行事が多いと思われるかどうかをお尋ねしたんです。それは町長は対応が可能であるが、多いか少ないかは答弁いただいてませんが、それはなかなか申し上げにくいことじゃないかなというふうに判断をさせていただきます。 民間でいう有給休暇ですね、先ほど答弁書いただいた中には10日余りということで、半分ぐらいと。185人の職員がおられて平均的には半分ということであれば、10時間かけて1,850ですか、1,850時間分の仕事を休みをとらずに職員の方が、行政職の方が休みをとらずに仕事をされておられるということだろうと思います。 ちょっと話変わりますが、東海老津の陳情書ですね、これ手元にありますが、中身は議論をいろいろしたところでありますが、これ日付が1月25日になってます、東海老津の区長名でですね。受け付けが4月4日、地域振興課、それからこれバツして総務課、4月12日というふうになってます。何でこんなふうになるんか、どなたか答えられる方、1月25日日付が4月4日、4月12日と、どなたかおられるですか。 ○議長(大森忠勝君) 木原建設課長。 ◎建設課長(木原弘毅君) その件につきまして、まず樋髙町長の選挙の投票日が1月たしか21日だったと思います。いうことで新しい町長が決まったから、地元として一度町長にお会いしたいという申し出が私の方にございました。そこで、樋髙町長は月曜日に初登庁されまして、ずっと町長の業務を見ておりましたら非常に忙しいものですから、そのあたりの旨を区長にお伝えして、今非常に忙しいようやけもう少し時間を待ってくださいというところでお願いした経過がございます。 ところで、またさらに3月に入りますと議会が入りまして、日程的に調整が難しいところで、結果的に4月4日だったということでなったわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 経過はともかく、先ほど言われたように町長も休みなしでやられて忙しいと、担当課は担当課で忙しいんだろうと思うんですよ。私は忙しいから、こんなふうになったというふうに善意に解釈したいと思います。 せんだっての全員協議会の中で、農林水産課の職員が波津の漁港の振興の担当と、同時に何をされておられるかということで森林組合の担当されとる、水陸両用ですね。環境ビジョン、あるいは農業の振興、これ両面ですね、担っていかなきゃならぬ立場が水陸両用で──何ちゅうんですか、かなりハードな仕事のされ方をされとるなあというふうに思うわけです。全くつながりはないわけじゃないわけですね。私も全協の中でお話しましたけど、しかし、それにしても余りにも過激といいますかね、考え方が、そのように思います。 答弁書の中で、データ、いろいろ言われましたけど、少ない職員体制で好ましい財政状況を生んでいることが御理解いただけると思いますって、とんでもないですよ。このデータのためにですね、データのために仕事をされとるわけじゃないと思うんですよ、行政職の皆さん。違いますか。この70.7%を維持するために住民サービスをされとるわけじゃないと思うんですよ。いろいろと今からやる課題があって、町民のニーズに合っていくなら70.7%、何で維持していかないかんですか。理想的なデータかもわかりませんよ。 しかし、この職員体制でいいのかと。現行、現在2人の課長が入院加療中と、あるいはせんだっても建設課の職員が1人現役のバリバリが亡くなられました。それに対する補充はどうなっとるのか、室長、人事担当として何か考えてますか。あなた自身が農林水産課、環境共生課、今入院加療中の課長の代行ということでされてますが、この現実をどんなふうに考えてますか。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 議員おっしゃるように、2人の課長につきましては病気療養の加療中でございます。1人につきましては経過も大分いいというふうに聞いておりますし、もう一人についてはあと数カ月かかるというふうに聞いてます。私も、その中で代行させていただいておりますけども、非常に大変な代行の中で、非常に厳しい状況の中で、私自身がそういう立場に立たされておりますけども、現状の中では何とかこれを乗り切るといいますか、そういう状況の中でやりたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 室長、あなたはね、人事の面も統括されとるわけですよね。建設課なら建設課1人欠員が出とると。これ手当するのはあなたの仕事ですよ、違います。その点についてあなたの考えがどうなのかと、これは本来町長に聞くべきかもわかりませんけど、町長、どうですか、こんな状態で。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 曽宮議員が言われましたように、2人の課長さんが長期療養中と、そして建設課の職員の方が3週間ぐらい前に突然亡くなられたわけでございます。その補充につきましては、課長さんの代行につきましては、先ほど申し上げましたように、宮内企画政策室長の方で代行をしていただいておりますし、亡くなられた職員の補充等につきましては、臨時ないしはパート、いろいろな関係で補充、仕事の業務に支障のないようにしていくというふうで、今庁内の中で指示をいたしております。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 甚だ不本意なお答えだと思ってます。答弁書の中、ありますよ、ここね。したがって、行政が十分なゆとりを持って業務を遂行できる時代ではないことを申し上げると、これがわかっておりながら70.7%であることを自慢にすると、町長にゆとりがない、毎日公務公務でお忙し中で、ゆとりがなくて何かいいアイデアが生まれてくるやろうかと、町長はそれを喜びとされとるかもわかりませんけど、しかしこれは異常ですよ。 そこで、やはり全体的に今の業務を、あるいは人員の体制を、これは機構改革をしたばっかりですけど、考え方をちょっと改めていかんと、70.7%を自慢にしながら、行政が十分なゆとりを持って業務を遂行できる時代ではないと、じゃ東海老津対応どうだったかと、この現実を前に町長、そのいろいろこの中で事務事業評価制度導入というようなことも上げられておりますけど、これにしてもプロジェクトチームを募集して、仕事外の仕事をさせようというんですよ。違います。この辺のところを町長なられて、なられる前からこの機構改革というのはありましたけど、改めて町長のお考えというのを今のまんま行くんだと、倒れたってしょうがないわと、70.7%やるんだと、ゆとりを持って業務を遂行できる時代ではないんだということでやられるのかどうか、お尋ねします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 答弁書に書いておりますように、そういうゆとりを持ってというような答弁書でございますけども、翻りますとまた民間企業についても今また非常に厳しい中でのやっぱり生き残りをかけておるのも事実でございます。そういうことを考えますと、行政だけがこういうゆとり、すべて人間ゆとりがあって当たり前でございます。けども、そういう民間と行政とのいろいろなことを考えますと、適正な人員については今回の機構改革の中で、一応新しい体制ということで見直しを数年かけてされ、そして実行に6月4日から移したわけでございますが、これをいつまでもといろいろのひずみが出れば、再検討することもあるかと思いますけれども、現時点では私としては前いろいろ皆さん方からの御指摘を受けながら機構改革をし、スタートいたしておりますので、当分これについてはこの方式で、総合的な今までの縦割りの行政からある程度、時代の変化に合わせながら、総合的に横と横の連絡をとりながら、関連課とのいろいろな単純でない社会に対応するためには、現在の機構改革が私はいいんではないかということでスタートいたしておりますので、現実の中でいろいろとまた人間の問題いろいろスタートのときはこれでいいということでスタートしておりますけども、先ほど申し上げましたように、また何らかの形で見直すと、定員の問題等も含めまして、そういうこともあろうかと思います。そのときはまたいろいろと研究をしたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 事務事業制度、評価制度導入に期待はしたいと思うんですが、少なくとも現在の町長の忙しさというのは当たり前じゃないと思いますよ。 同時に町の行事が、あるいは関係団体の行事が余りにも多過ぎるんじゃないかなと、これは皆さん共通して思われておるんじゃないかなと思うんですね。町の行事をするときには、必ず担当課の職員が土曜日なり日曜日なり出勤をされて、それに携わった中で、また別の日に休まれたりするということをされておると思いますけど、しかし実態としては、民間と行政というのは違うわけですから、そういう意味では先ほど言ったおおよそ20日程度とる休みが10日しか消化されてないということ、こういう点を事業の評価と一緒に70.7%ということがそんなに自慢になることじゃない。しかし、ゆとりを持って業務を遂行できる時代ではないと、ゆとりがなくてどうしますか。思いませんか。そういうことを指摘して、ぜひ町長も休みをとられて英気を養われた中で、町政に携わっていただきたいと思います。 同じゆとりで、今度学校の方ですが、教頭の職務というものについて、一般的に30秒ぐらいで言える程度でございますが、職務について教育長にお尋ねします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 教頭の職務について簡単に申します。30秒ていいますから、もう学校教育法の第28条、校長を助け公務を制し、また授業をすることがあると、そういうことが述べられています。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) その中身よりも実態として、私の経験をお話したいと思います。 何ていいますか、学校教育施設の中から出るごみがありますね。このごみについて処理をするのが、たまたまですが、前の町民課の前で教頭にお会いしまして、きょう何事ですかと、ごみの書類を取りに来て、これから戸切に行かれるということでありました。これが教頭の職務かどうか、職務だろうかなと、しかしこれが教頭の職務であるというふうには決められてはないと思うんですが、しかし少なくとも同じ行政の内部、教育委員会、町長部局の間でのことですから、ここに来ずに、役場に来ずに処理ができんのかなということで、きのう環境共生課の今代行課長代行されておる宮内室長の方にお願いをして調べていただいておりますが、これ改められませんか。というのは、何で行政の中、同じ行政の中であるのに3枚複写すれば手続的には学校に来ずとも戸切の焼却場に行けるわけですよ。 こういう行政内部の、いわゆるゆとりのなさというんですか、それがみずからの手で改善できんのかなと、私それ気がついたわけですね。何でこんなことしよるんやろうかと、役場の窓口に行って教育委員会の、早い話が学校の教頭が書類持ってきて、コピーしてもらって戸切に行くち、これ改められんのかなと、そうすると教頭もゆとりができて、あそこの戸切の農園ありますよね。いい空気を吸って、英気を養う、ほんの少しの時間が役場に来る時間からするとできるんじゃないかと、どうでしたか、室長。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 議員のおっしゃるとおり、教頭が環境共生課の方に行って、町長の証明をもらって行くと、焼却場の方に行くという形になっております。この辺については、事情調査しまして、教育委員会通じて行けるとか、そういう形でもし取れるなら、そういうくことで検討したいというふうに思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) できんことはないと思います。ほかにもこういうことがあると思うんですよ。前々、こうしてやってきたからきょうもこうだ、あしたもこうだ、あさってもこうだじゃないんですよ。それを考えるゆとりがないんじゃないですか、内部に。これ変なことしよるなと、そういうゆとりがなければそういうことにならんと思うんですよ。 そういう意味で町長ね、事務事業の評価、あるいは見直しということで先ほど言った県も含めて、総合的にほかの部署でもそういうことがあると思います。いわゆる何ていうんですかね、こんなことしてからということが、それは町長が民間の経営者であったということで、見直しが大幅にできるんじゃないかと、そういうことで期待しておりますけど、どうですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 事務事業の見直しを含めまして、事業説明、いろいろな条例をつくりまして、私どもとしては最終的には今年度から行政改革の推進に向けて事務事業、その他、行政の中の組織、組織じゃなく、事業を含めまして、行政改革に取り組んでいきたいというふうに思っております。その中で、いろいろな問題も出ろうかと思いますけども、それはまた私どもでいろいろと協議をさせていただき、また皆さん方とまた相談をすることもあろうかと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 教頭も忙しいですね。何かごみを捨てに来られとる姿を見て、これあんたの仕事じゃなかろうもんて思いましたよ。 それはさておいて、3月の定例議会のときに一般質問をさせていただくようにしてましたが、その中で先生方の忙しさ、教頭はもうもちろんですね。先生方の忙しさということで、中学校の場合に、部活ですね、あるいはこの答弁書の中にもありましたけど、地域の力に期待するという側面が5日制導入に伴って、地域の力に期待するというふうに、大きな柱ができております。先生方地域でどういう活動をされておられるかということで調査をお願いしておりました。 それで、小さな数字はいいです。教育長の現場での経験、あるいは教頭、校長務められた経験の中で、先生方の忙しさについて、あるいは地域での活動について、例えば草刈りがあるとかていえば、やはり地域の人としてそれに出てくるということがコミュニティーの中では必要になってくると思うんですね。そういう意味で、3月にお聞きしております。回答としてはいただいてませんので、教育長の推測も含めてお答え願います。短くお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 短くといっても何分でやりますか。5分、3分ぐらいですか。 第一おことわりしますけど、ごみていいますか、いろいろ不用品の仕事は教頭の仕事じゃありません。用務員さんが主体的にやっとるわけです。ただ、用務員さん一人でトラックを運転してごみを捨てに行くということになりますと、やはり荷物がたくさんある場合もありますし、教頭とか、あるいはたまには校長とか、あるいは担任のない先生が同乗することがございます。それでその点、誤解のないように、あくまでもごみ処理については用務員さんの仕事でありまして、そういうことで教頭、他の職員が加勢をしておるという形でございます。 それから、次に先生たちは時間外手当はないわけです、御承知のように。おっしゃったような部活なんかは、いわゆるきのう問題になりましたサービス残業じゃございませんけど、給料は別に先生たちは国家公務員法、国家公務員、あるいは地方公務員と比べて数段高うございます。それともう一つは、教職員特別手当、そのほか調整手当、そのほか別に出ております。また、初任給においても大学出と比べると2万ほど高くなってます。そういうふうな非常に優遇された加減で、いわゆる部活動についても手当は出ませんが、ほんとに毎日全部の先生が2時間程度やっておりますし、また土曜、日曜の勤務については、きちっとした手当は出ております。 それから、各地区にどのように学校外で活動しておるかと申しますと、約町内の先生、何ぼかな、町内の在住の先生は全部で39名おります。159名教員がおって、その中の39名が町内に住んでいる教員でございます。そのうち約30名が何らかの形で、いわゆるボランティア活動を取り組んでおります。例えば、先日の海岸の清掃、いわゆるラブアースクリーンキャンペーンですか、そのときも先生方の顔を私は内浦の方に行きましたけど、何人も見かけております。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) 時間があれですが、私の経験でソフトボールを通じて、育成会も携わっておりましたが、ナイターで子どもたちと私たち大人と、それとあと当時東中の先生方に、夏休みの間でしたが、ナイターちょっと一緒に子どもたちと地域、我々と先生方と一緒にナイターしようやと、総合グラウンドのですね。声をかけまして、当時の教務主任だったと思いますが、その方に迷惑をかけましたが、はがきで案内をしまして、何人かの先生には来ていただきました。うれしかったですね。子どもたちも普段見ない私たちの姿と先生たちの何ていうんですか、ソフトボールに熱中する姿を見て、非常に新鮮な思いをしたんじゃないかなと思います。そういう意味では、先生方が地域の中で生き生きとされておられるというのは、いわゆるラブアースとか、それも町の行事です。 しかし、例えば、私の地域におられる私の住んでおる地域におられる先生が生き生きとされておられるということは、同時に5日制導入に伴う地域の力を学校にと、あるいは子どもたちにというときには、大きな力になるんじゃないかと思います。 そういう意味では、先生方にもゆとりを行政職員については先ほど申しましたが、先生方にもゆとりを持っていただけるような環境づくりというのをやはりしていっていただかんと、地域の方が期待してほど子どもたちのことを考えてくれませんよ。思われませんか。学校はもう5日制になって、土日は子どもは地域に地域に任せますて、しかし先生方は忙しくてそれどころじゃないというんであれば、地域の人たち「ああいいですよ」とは言わないと思いますよ。 そういう意味で、先生方のゆとりをつくって上げることが子どもたちのゆとりにつながるということで、この中にうたわれてますよね、掲げてます。豊かな心育成実践検討委員会で素案をまとめたいと、13年度中にですね。この中に、やはり先生たちにゆとりをということで、ぜひ条件整備をしていっていただきたいと思いますが、教育長いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長
    ◎教育長(安部欽一朗君) 今、議員が御指摘のとおり、来年から完全週5日制になるわけです。子どもたちが学校に来る日にちが約200日ぐらいですね。あと165日は家庭に過ごすようになります。約55%ぐらいが学校ですね。あとは全部家庭で過ごすようになるわけです。それで、先生たちはもうそのように土曜、日曜は完全に休みになります。 それで、やはり私は日ごろ申し上げておるんですが、そういうように休みが多くなりますから、もちろんその2日間は家庭でゆっくり休養することもありましょうし、いろいろお勉強、あるいは教養を高めることもありましょうが、やはり何らかの形で1カ月でも1回程度はやはり土曜日、子どもとともにボランティア活動をするように、また来年からは先ほど議員が申しましたように、検討委員会でどのように子どもが地域で過ごさせるかということについて検討していただいておるわけでございますが、それよりもぜひボランティアとして先生方も多く参加していただくようにお願いしているところでございます。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 10番、曽宮君。 ◆議員(曽宮良壽君) お願いでなくて、先生たちがそういうふうにされる時間、する気がなければもうこれはしょうがないですけどね、しかしそういう条件整備という意味で、先生方ちょうど山田小学校の旧校舎ですね、今新しくなってますけど、旧校舎で夜電気がついて、子どもに言いますよ「先生たち、おまえたちのためにこんなに遅くまで勉強しようとばい」て、そんなふうに言います。今、先生たち忙しいですよね。そういう意味では、ゆとりを先生方につくっていただくように、条件整備をお願いしたいと思います。 海がめがちょっと時間がないので、また次回したいと思いますが、少なくともこの答弁書は室長のところでつくられたと思うんですが、私は細川議員の一般質問の中身については、室長の方にお渡ししております。この中に書かれておる趣旨から察すると、何かかけ離れたお答えのようにあります。私が質問をする要領が悪かったのかなと思ってますが、少なくとも海がめをどうやって帰ってくる、頭数をふやしていくかということで対策ということなんですよね。これは環境共生課、あるいは旧来の地域振興課がされとったやり方では不可能であると、そういう意味で室長のところですることではないかとやってもらいたいという趣旨です。それからするとかなりかけ離れた、細川議員の一般質問もそういう趣旨です。これは木原課長が勉強しますとか、答えられております。今まさに海がめもかえるシーズンです。これことしかえらんやったらどうするかということが9月にはかえるかかえらんか、これからいっときの間ですが、それを前提に9月また一般質問をさせていただきたいと思います。 今回はこれで一般質問を終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で10番、曽宮良壽君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩いたします。なお、午後の再開は13時30分といたします。午前11時45分休憩………………………………………………………………………………午後1時30分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 13番、大堂圏治君の発言を許します。13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 一般質問に入る前に、まず冒頭に去る6月8日、大阪府池田市で発生しました学校乱入殺傷事件で亡くなった8人の児童に対し、心から御冥福を申し上げますとともに、負傷されました児童や教職員の方々に心からお見舞いと一日も早い心身の御回復を祈念申し上げます。 さて、前回の3月議会で教育改革パート1としまして、行政のあり方、また学校のあり方について質問をいたしましたが、今回は教育改革パート2といたしまして、家庭教育のあり方と社会教育のあり方について質問を行い、深刻な教育改革をどのように進めていくのか、そして21世紀に求められる心豊かな人間づくりを国の方針に従って地方教育改革をどのような方針で進めるのかを質問いたします。 国においても教育問題は最重要課題として大きな改革案をあらゆる角度から検討し、そして大きな力でもって推進をいたしております。14年度からは完全実施となります総合的な学習の推進や教育改革関連3法案が衆議院を去る6月14日通過し、成立すれば、来年度から授業妨害等の問題を起こす児童生徒への出席停止の基準の明確や、高校2年からの大学への飛び入学が認められます。 また、社会奉仕体験の自発的な活動などが義務的になってまいります。20世紀は人権が失われ、一部の人に支配され、その結果、悲しくつらい戦争の連続と、戦後は物質や金銭市場主義の方向で、人間として、そして日本人としての心の豊かさを失ってしまったのではなかったでしょうか。青少年の問題行動、公務員の不祥事の連続、公徳心の喪失、自己中心主義による他人への思いやり不足、共同社会への参画拒否などが戦後社会のひずみとして現在、具現化しておるのが今の世相ではないでしょうか。 21世紀こそは、人間としてどのように生きるのかが問われる世紀だと私は思っております。20世紀に失った人間としての大切な、そして大きなものを取り戻すのは教育の力であります。教育問題の特徴として、大変にすそ野が広く、そして問題点の対策等で成果があらわれるまでは、とても長い年月を必要とすることであります。行政、学校、家庭、社会のそれぞれの分野が、役割とその機能を十分に果たし、連携していくことが何よりも肝要であります。教育は、人をつくり、人が町をおこすのでございます。岡垣町においても、この理念を大切にして、町民一丸となって取り組んでいかなければなりません。行政は、先導役としてのしっかりした教育改革方針を立て、学校、家庭、社会の連携を強くして、豊かな人間づくりを進める役割と責任があると思っております。 私は議会人として、人の自覚と責任において、この教育改革の推進に当たっては、関係者と協力しながら、大きな役割と実行を果たしてまいりたいと思っております。具体的な質問については、自席よりさせていただきますので、町長と教育長の的確で単純明快な答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 大堂議員の教育問題につきましての御質問につきまして、総論といたしまして私の方から質問にお答えをさせていただきます。 今日、マスメディアで報道されております悲しい事件がたびたびあるわけでございまして、先ほど言われました6月8日の件、また翌日の福岡県の件と、大変学生を、生徒を巻き込んだ低年の子どもさんの巻き込んだ事件には毎日そういう報道があるたびに心が痛む毎日でございます。 岡垣町の第4次の総合計画基本理念の中に「人と自然の優しいハーモニー」という大きな理念を掲げ、将来像といたしましてこれからの青少年育成と、非行のない町づくりを目指していきます。これには青少年を取り巻く諸問題の環境を浄化し、そして子どもたちの豊かな心をはぐくむ取り組みをしていきたいというふうに思っております。 青少年をめぐる問題は、岡垣町全体の問題として、家庭、学校、地域社会、そして行政が連携し、共同して取り組むことが肝要でございます。また、学校におきましても新しく示されました教育改革を実現できるような条件整備に行政として同化をいたしていきたいというふうに思っております。 以上、お答えをいたしましたが、家庭教育社会教育のあり方につきましては、教育長が答弁をいたします。あとは自席で質問を受けながらお答えをいたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 教育問題について、1、教育改革パート2、まず家庭教育のあり方について申し上げます。 教育委員会の基本構想や教育施策にも大きな柱として表現しているように、家庭教育は重要な課題であります。倫理、道徳心の教育、また父親の教育参加促進は、行政や学校、そして家庭との連携が重要であり、文部省から配付された家庭教育ノートに子どもが家で身につけたことは、生涯ずっと生き続けると書かれています。いかに就学する前の家庭の教育力が大事であるかを述べています。 次に、父親の教育参加の進め方ですが、現実に社会の構造と申しますか、なかなか難しい課題であります。PTAの集まりでも母親中心であり、多くの父親が参加するにはどうすればよいか、PTAで検討いただこうと考えております。 次に、ブックスタートの制度化ですが、当町におきましては、公民館事業で乳幼児から幼稚園、就学前の子どもに感性を育てることを目的に、親子読み聞かせ教室を取り組んでいます。地域のボランティアの活動により、子育て支援もなされています。ブックスタートを制度化するについては、町長部局と協議しながら検討いたしたいと考えています。 次に、社会教育のあり方についての地域コミュニティーづくりでございますが、豊かな心、育成実践検討委員会を平成11年度から町独自で設置していますが、試行錯誤を繰り返しながら事業を実践してきました。国全体の重要な課題であり、簡単に方向性が見えるものではありませんが、積極的に取り組み、その課題解決に当たらなければなりません。13年度中に素案作成と一部の実践を踏まえながら、14年度から地域主体の行事として町が支援をしながら完全学校週5日制の導入に対応していきたいと考えております。 次に、篤行制度の導入でございますが、現在吉田基金により全校表彰制度を実施していますが、表彰のあり方の検討時期にきており、事務局内で検討を始めたところであります。 次に、開かれた学校づくりのための地域住民の参加ですが、他町に比べて進んでいると評価できるのではないでしょうか。特に、公民館の出前講座が受け入れられ、地域欲が活用されて、毎年利用件数がふえているところです。総合的な学習の時間で先生が体験できないところの分を地域の人材が活用され、効果を上げております。例えば、俳句の講師を授業に入っていただいたところ、子どもたちの斬新な俳句ができ上がり、周囲から予想を超えたその効果に驚きました。また、新聞等にも取り上げられよい結果となっております。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) まず、関連の緊急質問という形をとらせていただきますが、6月8日発生しました大阪池田市での学校乱入殺傷事件でございますが、本町における学校の管理のあり方、そして危機管理体制のあり方について、まず先に質問させていただきたいと思います。 この事件は、6月8日、ちょうど金曜日、10時15分の発生でございましたが、ちょうどこの日は議会がちょうど休会の日でございましたが、この事件をまず聞かれまして、見まして、町長、まず直観的に何を感じられ、地方自治の首長として何をなさねばならないか、どう感じられましたか、答弁をいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 非常に私も今回の事件につきましては、まず学校云々よりも社会的、社会的と申しますか、病理と申します、社会の病理から出た事件だというふうに思い、これは学校だけの問題ではなく、私は社会一般の大きな、現在病んでおると申しますか、いろいろな矛盾が出ております社会現象の中の一つだというふうに考えておりましたし、それについての対応につきましては、すぐ教育長と話し合いをいたし、月曜日の日に学校長、先生全部集まっていただきまして、私の方からも今後の学校の危機管理について、また今回の事件から見られるいろいろな問題について校長先生とすぐ話し合いをいたしました。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 次に、同じような質問で教育長にお尋ね申し上げます。 これは戦後最悪の学校現場での事件だと言われていますが、教育行政を携わるトップとして同じ質問でございますが、どのように感じられておりますでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) ただいま町長が言われましたように、町長からその日の晩、夜10時ごろと思いますが、教育長、この問題についてどう対応するかと電話、夜ありました。そして、電話でいろいろ町長と協議したわけでございます。 今、町長が言われたように、非常にあってはならないことで、また学校現場子どもたちが安心して過ごすほんと安住の場所でございます。そういうところにこういう事件が起こったということは、深刻な問題として受けとめております。 あと町長が言われるとおり、次のすぐ月曜日ですね。次の日は休みでございましたので、日曜日でございますので、月曜日、町長も校長会に入っていただきましたよね。町長からやっぱり町長の立場、あるいは子どもに対するやっぱり協議的なお考えを言っていただきましたし、校長たちがみんな深刻にそれを受けとめて、真剣に討議をしまして、先ほどの全協に課長が報告しましたような趣旨の内容を対応したわけでございます。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この事件後の学校の管理のあり方、児童の安全確保については、福岡県、国初め、いろんな通達が出されたと思います。それ先日いただきました保護者に対する通知にも私承知しておりますが、この福岡県の県の教育委員会が8月9日夕方、緊急取り組みの要請がありましたですね。これは9項目にわたってあったと思います。 それと続きまして、9日の日に小郡での同級生殺傷事件も発生したわけでございますね。このとき同じく福岡県の教育委員会は11日──殺傷ではございません、死傷でございます。臨時の教育事務所会議を開きまして、その内容について各市町村の教育委員会に通達が出されておりますですね。それを具現化されましたのが、この通達文と理解をしておりますが、この内容で私読ませていただきまして、検討いたしました。これで、学校の安全であるべき学校の現場は、そして安全を守って守らなければならない児童のほんとに安全が守れるのだろうかというような危惧はしてならないわけですね。 それで、この2つの事件に対する福岡県の教育の通達要請事項は、この内容に網羅されてると十分周知徹底されてるというふうにお考えでございましょうか。教育長にお尋ねします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 今、この通達はもうすぐに事件が終わった次の月曜日ですね。すぐ緊急校長会開きまして、そして通知を出したわけです。もちろん小郡の事件があった後ですね。だから、その中の小郡市の事件の内容も書いてございますが、それでまた28日の日に校長会をしまして、そして社会福祉協議会の方からポケットベルていいますか、それを4年生以上全員にいただくようになりました。全員ですね。そのポケットベルをどのように活用するかと、小学校の1年生、2年生、3年生は、入学のときに笛を入学記念に渡しよるわけですね。また、ポケットベルは、1年生、2年生、3年生はちょっと無理でございますから、やはり上学年に、全員に持たすかどうか、その点はまた校長さんたちと十分に話し合ってやりたいと思いますし、それとまたPTAの方にやはり校区外のことはやはりPTAの方にお願いせないけませんからですね、校区ち学校外のことはですね。それで、昨晩もどっかの小学校は夜遅くまでPTAの役員会とか等やっておられました。 そして、問題は今御質問のちょっと外れたような形がしますが、学校内の管理ていいますか、それについての不安があると思います。ただ学校だけで実際大丈夫かと、岡垣町では多いところは校門がもうないような状態の学校もございます。どっからでも入れる状態、それからもう校門が、さくもほとんどありません。そういうところで、どういうふうに子どもたちを守るかということは、非常に難しい問題ございますけど、しかしやはりさくをつくってしまえば、やはり開かれた学校じゃなくて閉ざされた学校になってしまいますし、やはり学校内の子どもはやはり学校におる職員で守ろうじゃないかと、例えばPTAの方お願いしましてできますけど、これは永久にできません。もう1年も2年もそういうことは子どもたちをPTAの方にお願いしてから、順番に学校の中を巡視ししてもらうとか、あるいはPTAの方に日当800円を払って、そして予算組んでやってるところもございますが、それは一過性でございます。やはり子どもたちは学校の教職員で守ると、そういうことで用務員がこれは課長が文教委員会でも話したとおり5回回ると、そして校長、教頭も、あるいはほかの先生方も手すきの先生はできるだけ校舎内外を巡視して予防すると、そして子ども自身のやっぱり守る姿勢ていいますか、やはり人を見抜く力といいますか、そういう点についても緊急事態の対応ていいますか、そういう点を十分にやっていけば、これはもう絶対大丈夫かと言われたらちょっとはっきり申しわけございませんが、やはり守る者の意欲の問題であると思います。先生たちが子どもたちを守るんだと、そういう意欲をしっかり持っていただいて、また近々校長会しまして、今の急の点については、再確認して状況を反省し、今後のやり方について計画を立てていきたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 池田市の事件でも恐らく予想できなかったことだろうと思います。この種の事件というのは、いつどこで発生するか予想ができないわけですね。それだけに対策のとりようも非常に難しいと思います。 ただ、岡垣町における5つの小学校、2つの中学校現場を見てみますときに、非常に広大な敷地であります。そういう中でやっぱり安全策を張りめぐらすことのやっぱり難しさもあろうかと思います。 ただこのことを踏まえて、この対策の中で、非常に私はこの対策だけでは十分行政としてやるべきことをやってないんじゃないかというような気がしてならないんですね。 そういうことで、子どもの安全は守れないというような気がしてならないんですね。どうも一時的な対策、パトロールする、そういうことを含めまして、心のケアする、グループで登校する、登下校する、これが一時的にはできるかもしれません。先ほど私が申し上げましたように、事件、事故というのはいつ何どき発生するかわからなわけですね。 そういう意味で、やっぱりハード的な対策というのは、しっかりやるべきじゃなかろうかと、こう思うわけですね。 そういう意味で、恐らくグループ登下校についても、このような御指示が通達が出ているようですが、実態としてこれは岡垣の小学校、5つの学校でどのような実態にあるか御存じでございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 登下校は1人で登下校しないと、必ず2人以上でと、それからそういうふうに校長会で話し合って実践させておりますが、実際私もきのうの朝ずっと内浦まで行きませんが、朝ずっと回りました。ところが、やはり1人で学校に来る子どもが見受けました。それから、帰りもやはり中学生等は女の生徒なんかが1人で帰る、それはもういろんな都合で1人で帰らなくてはいけない状況があるかもしれませんが、そういうもうちょっとまた28日にまたしまして、そして事実大堂議員もその現実を見られて言われてると思いますが、私自身も気がついておりますので、今度の校長会に現実をとらえていかにすべきかということですね、について検討していきたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 開かれた学校づくりを進めていこうとしているやさきの事件でございまして、いろんな意味でこの事件によって学校が封鎖的になると、閉鎖的になるということ非常に私心配するわけですね。この開かれた学校づくりというのは、総合的な学習を進める上で、非常に私は大切なことだと思っております。 そういうことで、この事件と開かれた学校づくりについてどのようにお考えなのか、見解を教育長より御答弁いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 文部科学省の遠山大臣がそのことで声明を出しておりました。それ聞いて、やはり難しいなと、開かれた学校づくりとそういった子どもの安全を守るということは、もうどちらも相反する行為で、結局門を閉ざしてだれも入れなかったら一番安全なんです、学校の中はですね。ところが、それでは学校教育というのは逆戻りしてしまいます。21世紀に沿う子どもは育ちません。その点非常に矛盾を感じますが、どちらも両立するようなやっぱり方法を考えていかなくちゃいけません。が、現実的にどうするかということについては、いろいろの方法を考えておるわけでございますが、ある学校はPTAの方の全家庭に記章を配って、そして出入りすると、ほかの方はもうはっきりPTAか一般の人か区別するようなチェック体制をつくるとか、いろいろしておりますが、非常にそうしながらも、やはりチェックはできるだろうかという不安ございます。 しかし、その点、非常に難しい問題です。学校を開く、学校での安全を守るということは非常にやっぱり相反する矛盾があるんですが、何とかその点をクリアして、やっぱり開かれた学校としての学校の教育のあり方は守っていきたいと思っています。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 私は学校の児童の安全確保について、岡垣町で防災がどうなってるのか、防災マニュアル、危機管理マニュアルというのがどうなっておるのか、調査してみました。 ここにございます岡垣町地域防災計画、それと岡垣町の教育基本構想、これを一通り読んでみました。この中に児童の安全確保のための防災、防犯のマニュアルというのは、ほとんど触れてないんですね。だから、あの事件が本町でいつ起こるかもわかりません。池田市で発生したとき、事件発生から被害者の家族が駆けつけたのは夕方だったということを聞いております。やっぱりそういう通報体制、危機管理マニュアル、そういうものの必要性がはっきりわかってまいりました。 その後の整備をもう一度自分の町にとってどう対応していくか、整備をしていく考えがございませんか。簡単に御答弁いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 町の防災計画の中には学校のことはもうほんのちょっとしか触れておりませんけれど、町の防災マニュアルのをもとにして学校つくっておるわけですよ。防災、例えば火災発生とか、あるいは地震ですね。それから大水が出たとか、そういうところのマニュアルあります。また避難場所は決めてあります。それは各学校、もうこれは教育委員会として学校のいろいろ計画の中に必ず入れておかないといけないというふうに指導しております。もしあと要望がございましたら、そのいわゆる各学校の防災計画はお見せしますけど、そういうふうにきちっと整備をしているつもりでございますが。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 時間の関係がございますので、この件はこれぐらいにいたしますが、地域行政の本旨はやっぱり住民の福祉の向上にあることは言うまでもございませんが、その前にやっぱり住民の安全の確保なくして福祉の向上はあり得んわけですね。これが前提でございますので、そのものを真剣にこの問題を一つの契機にしまして、我が町の児童の、学校の安全確保について、もう一度見直しをしていただくことを強く要望いたしたいと思います。 次に、家庭教育のあり方について質問をさせていただきます。教育とは、学校、行政、家庭、地域、この4つのそれぞれの機能と役割があるとこう言われておりますが、教育長はこの中で一番大切なものは何であってどれぐらいのウエートを占めてるというようなお考えでしょうか。簡潔にお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 午前中の矢島議員のときに申し上げましたように、家庭教育ですよね、家庭教育は基本的な生活習慣ていいますかね、それから自制心とか自立心とか、子どものほんとの生きる力、それから古来ずっと変わってない社会的な決まりていいますか、思いやりのある心とか、人のものを取らないとか、あいさつするとか、そういうようなもういつの時代においても変わらないものがございますですね。それがやはり私は一番大事と、教育の中でどれだけ占めるかと申しますと、やはり社会教育、学校教育、その他いろいろございますが、その中で私はもう60%、70%あるんじゃないかと、いわゆる基礎、基本は家庭教育であると、そう考えてます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 教育はまた知徳体のバランスをとることが大変大事だと、こう言われておりますが、教育長は長年教育現場で携わってこられたわけですが、このことに対する教育長の今までの教育に対する考え方、バランスのとり方についてお考えがあれば、答弁をいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) いわゆる昔、知徳体とか言いましたね。やはり三者がやっはりバランスをとらんといけんと思います。どれがウエートをうんと占めてもいけませんし、やはり知育、学校も知育を中心になりますが、それとともに徳育ですね、それも重要ですし、体育ということも大事ですし、三者のバランスが大事と思いますけど。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) それバランスをとることは、大切なことなんですが、今までの教育の反省として、この知徳体の中で、知的なものを求めすぎていたのではないかという懸念を私しとるわけですね。その辺のお考え、いかがでございましょう。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 簡潔に申します。たしか議員がおっしゃるように、知育偏重の教育が多分にあったような気がします。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 私が質問事項の中に、倫理、道徳観の教育をどう進めていくのかというような質問いたしますが、まず倫理、道徳観というものは、どういうふうなのであるかという御認識いかがでございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 倫理は人間として生きていく上に守るべき原則でございまして、先ほど原則は不易なものと申しましたが、昔から今まで変わらないんですね。守っていかなくてはいけない、どんな時代になっても守っていかなきゃいけない。例えば、思いやりとか、それから人の物を盗まないとか、それから是非とかそういうものがやっぱり基本ではないかと思います。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) そうですね。倫理とはよく人が共に社会で生きていく上での一つの道筋ですね、これを倫理というような形で表現をしてるわけですが、やっぱり今自分勝手主義てよく言われております。やっぱりこういう倫理観、道徳観を今までどうもお粗末にしとったんじゃないかと、教育の中でですね。これは学校だけじゃございません。家庭の中でもでございます。 今からの教育というのは、こういうところに力を入れていかなければならないと、私は信じているわけですね。そうすることが、やっぱり心の豊かな人間づくりに役立つと、こういうふうに考えてるわけですがね。 そういう意味で、総合的な学習の中で、それぞれ学校、家庭、社会の役割果たすものがございますが、今文部科学省の方から一昨年でございましたか、「家庭教育の進め」というような冊子あたりも各家庭で配られておりますね。これはただ配って見てくださいというだけでは、ほとんど皆さん参考にされないと思うんですね。この冊子の持つ意味、そしてこの趣旨を配付した趣旨をやっぱり行政として学校として、十分家庭の中に生かしていただくと、この辺の御努力はされたのかどうか、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) まず、一つは学校を通じてPTAですね、全員、小中学校だけです。それに全員、これはここに持ってきてますけど、これは小中学生を持つ親のためにとありますね。これ全部配りまして、もちろん学校のいろんな集会で校長、あるいは担任の先生からお話していただくとともに、昨年は秋から校区ごとに家庭教育講演会をいたしました。そのときに、約町民が800人、延べ800人集まりました。各校区ごとに5カ所でやりまして、そのときにもこれのことについて触れましてやっていきましたけど、ここの最初答弁申し上げましたように、子どもが家で身につけたことは、生涯ずっと生き続けるということを最初に書いてございますけど、こういうことについての趣旨というか、内容について、本当に徹底はしてないような気がします。 今後、ことしの9月以降にこのことについて再度家庭教育の啓発をいたしたいと考えております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 父親の教育参加の促進ということについては、午前中若干出てきましたので、割愛をいたしますが、ただおもしろい新聞記事がございまして、父親のイメージ像というものをある生命保険会社が募集しております。ちょっと御紹介申し上げますと、一番子どもが抱く父親のイメージ、これは第1は優、優しさなんですね。そして2位が働、漢字でいえば働く、そして3位が大、大きいという意味ですね。この3つが漢字一言であらわすならばイメージだというふうに生命保険会社が調査をしてるわけですが、教育長も御存じのように、年齢的に高い、高うございますので、私もそう思いますが、昔は父親というのは、地震、雷、火事、おやじと、非常に存在感の大きくて、怖いものでしたよね。 今、家庭の中で、父親の存在が非常に小さくなっています。そして、先ほどの件ではございませんが、優しさなんていうイメージがやっぱりでき上がってるわけですね。私はこれも大事だと思います。優しさも必要だと思います。働くことも必要だと思います。 ただ、いろんな社会的な環境、国の政策を含めまして、企業あたりのいろんな角度から父親が教育に参加しやすい状況を整備しつつあります。そういう中で、行政のその役割を果たす事業として、父親の教育参観を促進していくような事業を、例えばおやじ教室だとか、北九州の上津役でやっていますおやじのいる場所とか、いろんな工夫を重ねながら、教育に父親がかかわる事業を展開しております。 だから、どうか研究されて、父親が教育に参加するような機会を強く新しい発想で創造していただいて、事業を進めていただきたいと、これは要望にとどめておきたいと思います。 次に、ブックスタート制度の事業の制度化についてでございますが、この制度について教育長、どのように御理解をしておりますか、簡潔に御答弁いただきます。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) これは絵本を通じまして、そして特にこの近くでは何ていいますかね、水巻がやってますね。それで7カ月健診のときに、1人2,000程度の冊子と絵本ですかね、それと入れ物とか等を配って、そしてやはり子どもたちに読み聞かせていいますかね、やはり非常に岡垣町も先ほど申し上げましたようにやっておるわけでございますけど、また最近また、二、三日前ですかね、やはり文部省の方からやはりこういうことについての進めるような文書まいってます。 そういうことで、非常にいいことだなと私感じております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) そうですね、教育長が今答弁されたように、遠賀郡の水巻町において本年4月から制度化しておりますね。私も調査に行ってまいりました。この中身を今教育長が言われたような内容でございますが、ちょっと補足をいたしますと、水巻町においては、出生7カ月健診時に教育的な図書を選考しまして、それと本のすすめ、それとパックに入れまして、7カ月健診のときに渡すわけですね。そして、これをもとにして、母と子がやっぱり豊かな情操を役立てる、そして7カ月ぐらいになりますと、児童教育心理学者のお話を聞きますと、十分反応するそうですね、母親が抱いて読んであげますと、繰り返し繰り返ししますと、確実に反応するそうですね。 だから、非常に幼児期にこのことを、実行することは、子どもたちの将来にとって非常に情操豊かな、心豊かな子どもに育てるために大事なものだということがこれ証明されてるわけですね。これはイギリスで発足した制度でございますが、それでこの制度を本町でも制度化していただきたいということで、住民団体の方から恐らく行政の方に要望書が出てると思います。御存じでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 知っております。このことについては、町長にもお話申し上げて、そしてこれは今までは教育委員会の管轄でございましたけど、やはりこれは福祉関係の、子どもの、健康ですかね、こども未来課の方に属することでございまして、そのことについては十分御検討願っていると私は思います。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この制度のニーズと申しましょうか、この団体の方がきめ細かく調査をいただいておるんですね。大変な調査だと思います。この結果について、ちょっと御紹介申し上げます。 設問の中で、いじめ、不登校、切れる子どもたちの現代社会の子どもを取り巻く問題に、幼児期の読み聞かせが何らかの役割を果たすことができると思いますかという設問に対して、830名ぐらいの回答者が「はい」と「効果があります」と答えの83%あるんですね。 それと、英国で実施されているブックスタートのような運動をこの地域でも取り組んでほしいと思いますかというニーズに対して、「はい」と「望みます」というのが89%占めておるんですね。この制度のすばらしさというのは、町民の皆さんは非常に高い認識でお持ちなんですね。 ですから、私は早い時期にこれをスタート、制度化するべきだろうと思います。これは恐らく皆さん方望まれているでしょう。水巻の例を調べてみますと、2,400円ぐらいかかっています、1人当たり。それで、年間の出生者というのは、水巻については300名だそうです。だから、年間予算にしますと72万ですよね。こんなすばらしい制度が72万の予算で実現できるんですね。これは早速実施すべきだと私は思ってるんですよ。担当はこども未来課ということでございますので、町長、この制度の早期実現、どのように考えておるか、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ブックスタートの件につきましては、先日同僚の竹内議員の方からレクチャーと申しますか、実際やられておられる方々からいろいろと御意見をお聞きし、私自身も水巻町でのブックスタートにつきましても先日、実際見てまいったわけでございます。 今後、こども未来課の方で少子化対策の一つとして、私どもは真剣にこれに取り組んでいきたいということで、検討を今させておるという状況でございます。今後、皆様方にまたそれについてはまたお話をしたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 私が言うように、早急に早急に少なくとも14年度から実施をしたいというようなお約束できませんか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 14年度の初頭からそういう方向で現在、こども未来課と協議に入っておりますので、それについては間違いなくやりたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) ありがとうございました。 私は、このブックスタート制度を一つのきっかけとして、終局的には幼稚園、小学生に読み聞かせの制度を確立したいという気持ちがあるんですね。これ非常に今岡垣町においても語りべの講座だとか、読み聞かせのいろんなボランティア団体ございます。この方々はすばらしい活動されておりますね。 どうか、このような力を活用いたしまして、教育現場にやっぱり拡大させていただきたいと思っておりますが、この辺教育長いかがお考えでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 小中学においては、学校に来ましたら、読書の時間というのをとっております。時間は15分から20分ですね。とってやはり読書ということは非常に人格形成に非常に役立つことでございますので、大いに進めてまいりたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 続きまして、社会教育のあり方について質問をいたしたいと思います。 総合的な学習によりまして、学校5日制、14年度から実施するわけですが、子どもたちは週のうち2日間は確実、地域、家庭で戻ってまいりますね。地域の受け皿というのは、ハード面、ソフト面で十分だとお考えですか。 それとこの対策について、先ほどの午前中の答弁では13年度にいろんな対策を検討しながら、そして一部進めながらやっていきたいというような御答弁があったようですが、私はこのスピードはもうちょっと上げる必要があるんじゃないかと思います。地域によっても、それぞれの特徴がありますし、受け皿もございます。こういう中で、もう少しスピードを上げて、早急に取り組むべきだろうと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 13年度から実施する予定にしております、今年度から。 具体的に申しますと、10月の6日に第1土曜です。中学生、小学生の各区の代表者を区の方に行きまして、区の方で区のいろんな諸団体の役員さんと相談をいたしまして、子どもたちと一緒になって、もちろんその場合は区の担任の先生もまいりますが、そしてその計画のもとに10月の20日の第3土曜ですが、そこで実践活動をするように、ことしから取り組むようにしております。それをもとにして、やはり今これはほんとの素案でございまして、今申し上げたことを今度検討委員会で十分練ってもらって、そしてことしやりまして、そういうふうにやって、来年からそれこそ午前中矢島議員のとき申し上げましたように、もう学校の先生行けませんから、ボランティアとては参加させますけど、指導的な立場に立てませんから、何とか地域の方の協力を得て、地域の教育を生かして子どもの地域での活動をできるように進めたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 行政の方はそう考えておるようでございますが、実態は地域の受け皿の体制というのは、私は不十分だと思います。だから、勢力的に進めていくべきだろうと思いますので、力強く進めていただきたいと、こう思います。 次に、福岡県が進めているアンビシャス運動について御存じでございましょうか。時間ございませんので、はしょって私の方が申し上げますが、本町においてモデル的な事業ということで、福岡県から流れてきておると思います。これをある地区で取り組んでいるというようなことが実態としてあると思いますが、この辺の町としての教育委員会の介入についていかがお考えで、どのような考えのもとでそういうような実際の対策になっているのか、簡単にお述べいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) アンビシャス運動の中に12の提案ございまして、その中の1つですね。地域でやるアンビシャス広場ていいますかね、子どもたちが学校が済んで、学校が終わった後、ある一定の場所へ子どもが集まって、そして有効な時間を過ごすという簡単に言えば。そういうことで、いろいろ地域に当たりましたけど、なかなかやはりやっぱりいろんな地域の状況があって難しい問題がございまして、うまくいってませんが、今後とも県の県知事が会長でございますが、アンビシャス運動について、できるだけできるものは進めていきたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 今、言われたように、アンビシャス運動は家庭、企業、地域、学校、それぞれの役割があるわけですね。その機能を果たしていくということでございますが、岡垣町内において、手野地区でこの運動を取り組んでおられるというようなことをお聞きしますが、この経過について簡単に説明いただきたいと思います。簡潔に。 ○議長(大森忠勝君) 石田社会教育課長。 ◎社会教育課長(石田健治君) この件については、手野区で実際にその問題を抱えて、区の中で慎重にいろいろ協議された中で、今の時点においてはちょっとまだいろいろ問題を抱えてるんじゃないかということで、期限的には間に合わないということで、それはうちの方からおろしております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) これもすばらしい制度でございますので、どうか全町民に行き渡るように徹底できるように、いろんな試行錯誤を繰り返しながら進めていただければと、こう思います。 次に、篤行制度の導入の制度化でございますが、今まで我々は私もですが、児童の悪いところばっかり指摘しながら、その改善のためにエネルギーを費やしてきたのが、大体の姿じゃないかと思ってるわけですね。やっぱり中には、すばらしい善行をしております篤行してる児童がたくさんいるわけですね。やっぱりこういう子どもたちを伸ばしてほめてやる、そして悪いところをかわしていくと、この制度の一つのねらいでもあるわけですが、この制度を一つの目的と制度化について、現在岡垣町に吉田基金というのがございますね。これは吉田課長のお父さんが何か大層なお金を寄附されて青少年の健全育成化に役立ててほしいというふうに寄附された金額だと思いますが、この吉田基金の今使途についてどういうところに使われるか、簡単に説明いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 石田社会教育課長。 ◎社会教育課長(石田健治君) 平成3年度に吉田滋基金というのが設置されております。その中で、実施要綱という形で、少年少女コーラスとか、あるいは青少年の主張大会、あるいは善行、今議員がおっしゃってるような善行表彰制度ですか、そういう考え方で基金の利子によって運営してまいりました。現状においては御承知のとおり利率がすごく下がっておりますので、なかなか厳しい状況にありますが、今年度については予算としては130万円を上げております。その中で今言いました事業に対して事業を実施するという考え方を持っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) これは執行部の方に私資料をお上げしとったから読んでいただいたと思いますが、鹿児島県の東町教育委員会が、東っ子表彰制度というのを条例化いたしておりますね。それで、これは西日本新聞が12月の28日のコラム欄において非常に称賛をしております。ちょっと中身を紹介します。 可愛いくば、5つ教えて3つ褒め、2つ叱ってというような昔の言葉でございますね。怒るのは簡単だが、叱るのは簡単ではない。そこを違えている場合もあるのではと、いろいろ書いてございますが、褒めることの大切さ、地域ぐるみでこれ取り組んでいくと、児童や生徒のいいところを見つけて表彰する条例を12年前につくった町がある。鹿児島県東町だと、奉仕賞や友情賞などいくつもの賞がある。これ非常に注目されて、福島県やらいろんなところから今視察にお見えになるそうですね。どんな小さな、私も知っております、この町は。ほんと人口7,000ぐらいのちっちゃな町でございます。どんな小さな町や村でも必ずいいところがあると、こういうところから地域おこし、村づくり、町づくりも始まるんだというふうに、このコラム欄で褒めております。 それで、この制度をいろんな中に表彰の中身があるわけですが、条例化して制度化しております。この制度について取り組む考えはございませんかどうか、御答弁いただきます。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 昨年度、3月の27日に、昨年度の善行児表彰したわけです。そのとき町長も来ていただきまして、町長からその様子も見せていただきまして、見ていただきまして、ごあいさつもしていただいたわけですが、主にスポーツ関係が多いんですよね。ただ、善行児の関係は団体が2つほどございましたけど、ほとんどスポーツ関係でございますので、町長とそのときお話申したんですが、もう5年もたっておりますと、そして教育委員会の方でしておりますけど、教育委員会よりもやっぱり町長がやられた方がこれ重みがあっていいですなとかいうふうにちょっと冗談で町長と話したんですけど、今後検討します。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) どうぞ、こういういい例は参考にされて、今吉田基金の見直しも今言われてます。こういうすばらしいものをこういうことに役立てていただければ、寄附された吉田さんも大いに浮かばれる、感謝されるんじゃないかと、失礼しました、浮かばれるじゃない、感謝されるんじゃないかと、このように思いますので、ひとつ検討をぜひいただきたいと思います。 いろいろと家庭教育のあり方、行政のあり方、改革案についてはしょって申し上げましたが、いずれにしましても教育改革というのは重大な課題でございます。何回も私が申しますように、やっぱり人づくりです。町にとって大事な貴重な財産でございます。どうか国の施策に沿って、一歩でも前でも先んじて構いませんので、大胆な改革を力強く押し進めていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(大森忠勝君) 以上で13番、大堂圏治君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩いたします。再開は14時40分といたします。午後2時30分休憩………………………………………………………………………………午後2時40分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 9番、市津広海君の発言を許します。9番、市津君。
    ◆議員(市津広海君) 本日のトリをいたします市津でございます。 私が現在、国政は方向が見えない、わからない日本船で右往左往している中、我が町も地方分権の波に乗り、流されているように思うきょうこのごろでございます。 国の財政赤字に伴い、大型公共工事の見直し、また近い将来、地方交付税等の削減に伴い、市町村の合併を推進しております。また、国のお金の出し方も従来型の一つの政策による全国展開、ばらまきがまだ主流で、皆さんがよく御存じのミカンを植えなさい、切りなさい政策が一例であります。国もこうした経過の中で、最近では地方独自な政策事業について金を出すようになってきております。言いかえれば、自立をしなさい、また自立をしようとする地方には、金を出す傾向です。こうした環境下、我が町はまだまだ国の政策のおこぼれをもらって、昔のままの体質で行政が行われているのが現状です。このままでは本当に地方分権の波に流され、岡垣という名前が消えていくような気がいたします。 こうした状況の中で、第4次構想の重点課題であり、町おこしでもある駅前情報センター、道の駅などの建設が予定されていますが、大企業の進出もない、海がめもかえるかかえらないか、わからない町、すなわち核なるもののない町であります。 そこで、第4次構想の中、地域に輝きををテーマにソフト事業の充実のため、町おこしである春まつり、夏まつり、まつり岡垣の位置づけ、そして今後の方向性について質問いたします。 次に、業務基本調査委託におけるコンサルタント、道の駅の構想関係について質問いたします。 そして、最後、農業関係でございますが、公共下水、農業集落排水事業による農業用水削減に伴う農業用水確保について質問いたしますので、答弁をお願いいたします。 あとは自席にして個別に質問いたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 市津議員の町おこしについてという大きな表題の中で、まつり岡垣の今後の方向性ということでございますので、お答えをいたします。 現在、行われております3つの祭り、春まつり、夏まつり、秋まつり、18人の委員で構成されましたまつり岡垣実行委員会でそれぞれの内容を企画して実施をいたしております。ことしの夏まつりにつきましては、4月に行いましたアンケート調査に基づき、8月4日に波津海岸において花火大会を実施することを実行委員会で決定をいたしております。 また、そういうことで祭りを実施することによって、その効果につきましては、多くの町民の皆さんに楽しんでいただける機会を提供するとともに、地域の産業振興やコミュニティーの形成、ボランティア活動の活発化などをきっかけとなることが期待されておるわけでございます。 しかしながら、低迷を続ける経済情勢の昨今では、税収や地方交付税などの増加については期待できず、厳しい財政事情の中で今後も祭りを継続して実施していくためには、祭り全般についてその内容を見直す必要があるというふうに思ってとおります。 来年は、町制施行40周年の年に当たります。現在の祭りの内容や規模、運営方法など、祭り全般について今年度中に検討を行い、来年は、町制施行40周年の記念事業の一つとして今までとは違った形の形態の祭りを計画、実施をしたいというふうに考えております。 この祭りは岡垣町民の皆さんだけでなく、町外からも多くの人たちが集まり、共に楽しめるような魅力にあふれたお祭りにしたいというふうに思っております。また、さらに岡垣町の存在とそのすばらしさが町外にも広く知れわたるような、テレビやラジオの放送局、また新聞社などにも働きかけて、協力を得ることも検討したいというふうに思っております。 また、来年のそのような記念事業を契機として、来年以降の祭りにつきましても、地域産業の活性化に資することができるよう、また町づくりにかかわるたくさんの町民の方々に祭りの運営に参加していただくよう、祭りの形態や運営などにつきましても、随時見直しや検討を加え、町内外からの多くの人たちが集まっていただけるようなにぎわいのあるものにしたいというふうに基本的には考えております。 次に、道の駅の基本調査にかかる業務基本調査委託におけるコンサルタントということでございますが、岡垣町では、町民や観光客に価値ある余暇活動の場を提供することを目的として、湯川山と三里松原を計画地としたレクリエ-ションやコミュニケ-ションのための施設整備に関する岡垣町西部地区観光施設等基本構想を平成8年にまとめました。この基本構想では、三里松原に青空市場や道の駅、林間パレットゴルフなどの施設を計画をいたしております。 本年度を初年度とする岡垣町第4次総合計画には、8項目の重点課題が上げられておりますが、道の駅はこの重点課題の一つとなっております。今議会の全員協議会で説明いたしました道の駅基本調査報告書は、第4次総合計画の課題解決に着手するために西部地区観光施設等基本構想に基づく地域を調査の対象として道の駅の位置や導線施設、管理運営などについて検討したものでございます。 道の駅の位置につきましては、岡垣町を縦貫する国道495号線の沿線で「観光と地域産業の活性化及び新規産業おこしの拠点となる施設を整備するために必要な広い面積を確保できる場所」、「岡垣町の景勝地である三里松原の特徴が生かせる場所」、「地元の農林水産物生産者にとって利便性が高い場所」などの条件をもとに内浦、什王堂、糠塚の3地区について比較検討を行った結果、計画地として条件が最も整っている什王堂地区を選定をいたしました。 全国に点在する道の駅は、休憩所、トイレ、駐車場、物産展示場などの施設を配置した画一的なものが多くなっております。本町が目指す道の駅は、人々が集い、にぎわい、楽しむ要素があって、集客が図れる施設であり、また観光だけでなく、農林水産業や商業などの産業分野に波及効果を及ぼし、地域の活性化を図れる施設でございます。 今後は、農業や各生産部会や漁協、商工会、観光協会などの団体やJA遠賀などの地元企業との連携を図りながら、計画実施に向けた組織づくりを進め、計画地内に整備する施設や管理運営体制など具体的な内容について検討を行っていきたいというふうに思っております。 最後に、農業用水の確保でございます。本町の農業用水は、河川水や町内に点在する95カ所の農業用ため池に依存し、総貯水量115万トン、760ヘクタール余りの耕地へ用水の供給を行っております。用水確保の施策としては、農業生産の基礎となる水利用の安定と合理化を図るため、用水路等の整備や老朽化したため池の計画的な整備を実施をいたしております。また、矢矧川下流地域、糠塚地区では、下水道処理水と農業用水として再利用をしておりますし、農業集落排水実施地域、手野、新松原におきましても、処理水を反復利用できる計画になっております。 農業用水の確保につきましては、第4次総合計画の中で活力ある農林水産業の振興の一施策として位置づけており、地元調整を図りながら、生産基盤の整備として、今後も計画的な農業用水の確保を図っていきたいと、そのように思っております。 以上、この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えをいたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 春まつり、それからまつり岡垣、夏まつり、この3つの祭りと書いてありますが、私は今岡垣町が主催する3大祭りと私は思っておりますが、その辺のお考えはどうでしょうか、町長。答弁お願いします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現在、岡垣町で行政もかかわりながらやっております祭りにつきましては、春まつり、夏まつり、秋のまつり岡垣と申しますか、3回について行政としても十分その中にかかわって現在やっております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) この祭りで実行委員会18名いらっしゃいます。そうした中で、町長が商工会の会長として、何年実行委員の中にいらっしゃったかと、それとその実行委員時代と町長になられてどう思われているのか。 例えば、村おこしにつながったのか、町民サービスであったのか、その辺をお聞きいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 祭り、春まつりにつきましてからまず申し上げさせていただきますが、春まつりにつきましては現在まだ4年目くらいかと思っております。内浦の活性の会の方々を中心になっていただきまして、春まつりがスタートして現在やっておられるわけでございますが、これはまつり岡垣と別の組織でスタートいたしておりますので、これについて私は最初からちょっとそこあたりについては、非常にまだ知識として疎いわけでございますが、夏まつりと秋のまつり岡垣につきましては、私は最初からかかわっておりましたので、十分承知をいたしております。 最初の夏の花火大会につきましては、平成2年を最初岡垣町の商工会の方で夏のイベントの一つとしてやったらどうかというようなことで、2年ほど商工会の会員の皆様方にいろいろと御協力いただきまして、花火のお金等を集めさせていただいて、2年間はたしかやったと思っております。それ以降、商工会の方もいろいろと景気の動向いろいろございまして、これが行政の方に引き継いでいかれたというふうに思っております。そういうことが経過とあります。 また、秋のまつり岡垣につきましては、平成2年に私ども商工会が商工産業祭りというようなことでスタートをさせていただきました。それも会員の皆さん方の商品の促進販売を含めて、町内の商店、会社を町民の皆さん方に知っていただきたいというようなことで、2年ほど産業商工祭りというような名目でやらしていただいたわけでございます。その後、いろいろと資金面、その他を含めて運営についても幅広く町民の方々の御参加いただくというようなことになり、町の方でまつり岡垣実行委員会を組織してスタートを、再スタートという形になったか、ちょっとそこあたり記憶がさだかではございませんが、いずれにいたしましても10月の第3土曜日をまつり岡垣という形で現在10回か12回になると思いますけども、回数と最初のことについては、ちょっと組織そのものは違いますけども、引き続いてやっておること事態は、流れとしては一つの流れに現在なっております。 そういうことで、10年もたちますと、一つの組織で10年もたちますと、非常に私自身も昨年までまつり岡垣の実行委員会を会長として大変皆様方から御協力いただきましたが、組織内部のいろいろな考え方も違いますし、私どもが年々年もとっておりましたし、若い方々のニーズとか、そういうことに非常に疎くなるというようなことで、ちょっと曲がり角に来てるなというふうに思っておりますし、今質問の中で答えましたように、祭りそのものについても再度検討していただきたいというふうなことは、私引き継ぎのときに聞いております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) では、経過はお聞きしましたが、一つ一つの祭りの位置づけ、じゃ町民サービスでやってるのか、町長、先ほど地域産業おこしと言われた、これはまさに村おこしで始められたということですが、一つ一つの内浦祭り、それからまつり岡垣、それから夏まつり、花火大会、ことしやるそうですが、その辺の位置づけを町民サービスでやるのか、どれが町民サービスなのか、どれが町おこしなのか、私はわかりません。教えてください。答弁お願いします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 春まつりにつきましては、まつり岡垣実行委員会とちょっと別の組織でございますけども、内浦の方々が中心になって内浦の活性会会員の方々が中心になって、行政の方々もそれに参加をされ、それなりの補助を与えております。その中で、私は村おこしと申しますか、それについては非常に現実的な、そしてほんとのほんとちゃおかしいですけど、いい形の村おこしであるというふうに思っております。 それから、花火大会、夏まつりにつきましては、年に1度、一番岡垣町の波津の海岸で町内の方々が大きな駐車場もございますし、人数に関係なくほとんど大きな場所でございますので、夏のひとときを皆さん方で楽しんでいただける町といたしましても、非常に町民の方々の親睦とか、融和とかに非常に役立っておるというふうに私は、そういうように評価をいたしておりますし、秋の祭りについては、これまた各種団体の方々がたくさん参加をされておりますし、特に総合グラウンドにおきましては、町民の方々がお店と申しますか、今、はやっておりますフリーマーケットと申しますか、そういう形で気軽に参加をされますし、私は町民の方々の非常に望んでおられるような祭りになっておるというふうに思っています。 ただ、今後はそれについて組織の中で、私どもが余りにも長くかかわり過ぎたというような面もございますので新しい感覚の持ち主、そういう方々にまつり岡垣の命と申しますか、理念と申しますか、そういうのはぜひ引き継いでいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 祭りでは、春まつりは内浦の活性会が入られて、町おこしをやられていると、夏まつりは町民サービス事業であると、これに600万やったですかね、かかってるはずです。それから、まつり岡垣は町おこしであると、これは今フリーマーケットと言われましたけど、私は先ほどの質問状の中で、地域の振興のために地方交付税の削減で大変厳しくなると、この約10年間まつり岡垣をされてきたわけですよね。同じ10年間で村おこし、祭りをされた地区がございます。これは今岡垣のまつり岡垣にその前にまつり岡垣に去年の入場者数が大体わかれば教えてください。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 昨年度のまつり岡垣につきましては、渡辺地域づくり課長に説明をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 昨年度はサンリーアイにおきまして中間、遠賀医師会との共催でやりましたので、例年ちょっと形態が違うんですけども、昨年は実行委員会の発表では2万人ということで、参考のために11年度は1万5,000人になっております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) よその町の紹介をここでさせていただきます。 昨年、観光特別委員会で四国の高知県中土佐町に行政視察に行ってまいりました。人口は7,500名ですね。10年前に商工、農林、漁業者の若者80名で町づくり小委員会をつくって、カツオ祭りをスタートしました。スタートした年は来客数が約2,000人です。10年後には人口7,500人に対して、1万2,000人来てるわけです。これ平成11年の分だったと思いますが、今まで商工会、会長時代に頑張られた商工振興策ですよね。同じ岡垣町、人口3万1,000人いるんですよね。それで今2万2,000人やったですかね、2万人、私はこれ決して成功しているとは思っていないわけですよね。何がこれ原因だったのか、その点につきまして、答弁お願いいたします。何が原因だったのか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) いろいろと市津さんのまつり岡垣に対する思いと私どもの思いとちょっとすれ違うところがございますけども、私は大変町民の皆さん方に御参加を去年もたくさんしていただいたというふうに思い、万々歳と、すべてよかったというわけじゃございませんけども、大変多くの町民の方々に御参加していただいて大変よかったなというふうに思っております。 中身については、いろいろ企画、その他についてはいろいろと後で反省会も中でも出ております諸問題もございますので、すべてオーケーだと、よかったということじゃなく、そこそこにいろいろ問題も、課題もございますけども、私は総体的にはよかったというふうに感じております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 私は2つこれ原因があると思います。1つは、2つとも町長はおっしゃったんでございますが、1つは村おこしと町民サービス、これが中途半端でなかったかと、位置づけでですね。産業おこしのやり方について、それともう一つは町長がおっしゃいました人、10年もたてばくたびれてきてるということなんですよね。これに大きな私は原因があるのではないかと、なぜかと言いますと、実行委員会の方々のメンバーをまず教えてください。名前は結構ですから、その役職というか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) まつり岡垣実行委員会のメンバーと申しますか、組織からの名前を渡辺地域づくり課長の方から発表と申しますか、言わさせます。 ○議長(大森忠勝君) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 18人の方の中で、観光協会の会長、それから区長会の副会長さん、それから商工会の会長さん、それから商工会の方がほかに3人いらっしゃいます。それから文化協会、婦人会、体育協会、老人クラブ寿会、交通安全協会、波津の漁業協同組合、消防団、建設組合、それから青少年健全育成会、それからJA遠賀さん、それからサンリーアイと、こういった方々で構成されています。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) これは何が原因かと言いますと、年齢もございますし、役職に問題があるんです。町の職員もそうでございますが、多分二、三年以内から三、四年で担当を外れる、入れかわりが激しいんではないかと思います。その間、一人の方が責任を持たなくてもいいわけですよね。なぜかと言いますと、去年じゃ担当課長が変わったと、じゃそこで去年はどげしよったかと、うちの会社でもあることです。ならこれは去年のとおりしとこうと、進歩も何もない、後退してるわけですよね。そういった傾向があって、専門職がいないから、が一つの原因だと思います。 それと、高齢者、これは先輩の方々にはちょっと失礼かと思いますが、それにはなぜかと言いますと、前回の一般質問でもお話しましたゆずポンの町で農協の一職員が10年間で、今30億売り上げていると、この方は30何歳、今四十七、八歳で今課長されよるですたいね、10年間ずっと携わってきとるわけですたい。それで30億売り上げることができた。じゃ我が町も今波津の漁業の理事、40代なんですね。それからちょうど今、商工会の今二世の時代に今移り変わってきよる時代です。そして、農業者、今生き残り農業やってる方々、30後半から50前半ぐらいの方々が今一生懸命生き残るためにやってやるんですよね。今の時代はそうした人たちが私は対象ではないか、そういう人たちに今やっていただくことが必要ではないかと私は思っておりますが、その点について町長。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) まつり岡垣の実行委員会の方々の各組織から出られております方々、大変組織の中でいろいろと厳しい対応を迫られながらも、まつり岡垣実行委員会の中で大変御協力いただいておりますことは、これについては私は非常にありがたいと、私以外については大変一生懸命していただいております。組織の中でそれなりの仕事をしながら、またまつり岡垣の実行委員会と、そういう形をしていただいておりますが、大変ありがたく私もこの10年間していただいたわけでございますが、私も先ほど申しますように、一つの組織の中で10年となれば、一世代、今逆に5年で一世代というような感覚もございますので、そこあたりについては、今後若い知を入れると申しますか、若い考え方を入れながら、別の組織も加味しながらやるかということについて、現在地域づくり課の方でも検討をしていただいておりますので、マンネリ化をした嫌いもございますけども、今後はそういうことのないように渡辺課長を中心に、またそこあたりの再構築について頑張っていただきたいというふうに思っております。 それから、認定農業者の方々とか漁協の方々とか、確かに商工会を含めまして、非常に専従者と申しますか、事業主の高齢化ということは、もう大変進んでおります。そして、二世の時代にも入ってきております。私どもなるだけ経験はあくまでも経験であって、もう現在のまま通じるかということについては、非常に危惧もしておりますので、若い人の感覚で今後そういう農業、漁業も含めまして、頑張っていただきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) この町おこしについて、祭りについて、祭りの運営体制など祭り全般について今年度中に検討を行い、来年は町制40周年の記念事業として、今までと違った形態の祭りを計画、実行したいと考えますとあります。もう地方分権はすぐでございます。町のシンボルといいますか、大きな柱になるように、来年期待しておりますから、どうかよろしくお願いいたします。以上で祭りについては終わります。 続きまして、業務基本調査委託におけるコンサルタントについてでございます。これは平成8年に第3次基本構想、平成8年に出ております。たまたま私は中西部観光開発特別委員会に所属しておりまして、第4次基本構想ですかね、これが出てきて、重点課題として、道の駅構想がこのごろ最終版が出てきたわけです。道の駅に関して平成8年の道の駅の施設と平成13年に出てきた道の駅がほぼ同じなんですよね。じゃ岡垣は、これ私はバブルはまだ続いているのかなと、終わってないのかなと思っているわけですが、町長のお考えはどうなのか。 何が言いたいかと言いますと、まず一番にタラソテラピーがございますよね。これは平成8年とかであれば、また考え方が違かったかもしれません。今、町内にも業者がタラソテラピー、海水ぶろですかね、もうオープンしてるわけですよ。じゃコンサルタント、情報がなかったのかと、コンサルタントというのは、そういう情報の強いところではないかと、じゃそこの業者が1カ月前に思い立ってすぐつくった、こりゃないと私は思いますが、その辺の情報がないコンサルタント、大丈夫かなと私は思っておりますが、その点について。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 平成8年に西部地区観光施設等の基本構想ができ上がり、本年、先日出しました道の駅の基本調査とが一緒だというふうな御指摘でございますが、平成8年度の基本構想についてはちょっと私も余り詳しくは存じておりませんが、いずれにいたしましても今回コンサルタントから出ました中に、タラソテラピーというような名前もあります。あれはあくまでも私はそういう施設もあるというようなことで、あれをあのまま皆さん方に一応コンサルに基本調査は依頼していろいろな集客とかいうことで一応出させていただいておりますが、あれをあのままうちの方で再度出すというようなことは、私はできないというふうに思っておりますし、時代の変化もありますし、財政事情もいろいろございますし、そこあたりを勘案いたしますと、平成8年度の資料と本年度の資料が一緒やったからと言うて、私どもが同じような形で出すということは私はあり得ないというふうに思っております。 また、現在の財政その他を何度も言いますけども、財政その他状況を考えて、私どもとしては、再度出すときはそこあたりは時代制に勘案して出させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) では、この平成12年度道の駅基本調査報告書、これ幾らかかったんですかね。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 地域づくり課の渡辺課長の方から報告をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 今回の報告書は税込みで472万5,000円でございます。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 前回の報告書から幾らか安くなっておるんですかね、価格的に。 ○議長(大森忠勝君) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 申しわけありません。前回の基本構想の金額は、ちょっと手元に資料ございません。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 私の記憶では、ちょっと上がっているように思います。たしか400万そこそこだったと思います。なぜ前回と変わらんので、余り変わってないのに、値段だけ470万も出さないかんのかと、私はこれはおかしな話じゃないかと、私は思いますが、その点について答弁をお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 平成8年度の、たびたび申し上げますように、平成8年度の基本調査、構想の資料について、私もまだ実際見ておりませんし、今回の資料との内容、その他が大分違うんじゃないかと、調査項目とか内容とか、そこあたりは違ってそういう値段になったんじゃないかというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) では、タラソテラピー、先ほど言いました点で、もう一点だけお聞きします。 タラソテラピー、これ町長が先ほど財政状況に応じてと言われました。岡垣町には、いこいの里におふろがあるんですよね。そりゃ温泉でも出れば私は別だと思いますが、なぜそこにタラソテラピーが出るのかと、これはコンサルタント、ルイヴィトンやない、何やったですかね、コンサルタント会社名ですが、環ヴィトームか、この会社がおふろもある、温泉がないのに何でタラソテラピーかということに、私はその会社の考え方というか、コンサルタント会社の考え方に疑問を持つわけですたいね。それを依頼した執行部、答弁をお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 道の駅のいろいろ施設の中にこういう取り入れたがいいよ、こういうのを入れたがいい、ああいうのを入れたがいいという、一つのメニューの中にタラソテラピーがあったというふうに考えていただいた方が、考えていただきたいというふうに私は思います。まだまだほかのあれにない、まだひょっとしたらメニューもあるかもわかりませんけど、環ヴィトームはタラソテラピーが道の駅の中ではいいのではないかというふうで提案をしておるだけで、それでも選択肢は私どもにあるわけでございますので、あくまでもあれは一つの例だというふうに考えていただいたら結構だと思います。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 一つの例と言われますが、例えば何ていいますか、今駅前情報センターですか、去年の11月に立ち上がってきて少し変更はあったかと思いますが、そのままずるっと行くケースが結構あったもんですから、私は多少心配して今お話したんです、質問したわけですが。この岡垣の今バブル経済、もうはるかに終わって宮崎のシーガイアもつぶれて、今再生かかってるんですよね。それから、今町第三セクターでやるいろんな方法はまだ今決まっていないわけですが、こうした中でコンサルタント会社がコンサルがそういう施設をかく自体に私は問題があるんやないかと、そうはとられませんか。 例えば、この岡垣、今何を求められとるかと、例えば教育問題でもいろんな問題があってるわけですよね。環境がいい、岡垣はいいんですよ。そうした中で、この岡垣は何がいいか、町の中にあるわけやないんですよ。海があって、山があって、もう膨大なパノラマがもう目の前にあるんですよね。寺の高いところの寺から見れば、あの辺一帯から見れば、そういう自然があって、海があって、何でタラソテラピーかというところ自体のコンサルの感覚が私には理解できないから、質問してるわけなんですよね。だから、それはすりかえったらできますよち、だけどそのすりかえが自然要素をもうちょっと踏み込めるようなものであればいいんですが、なぜ私はほかにじゃそこでパターゴルフでもいいよとか、レストランでもいいよとか、でもあると思うんですよね。私もわかりません、これコンサルじゃないですからね。 何となく私はその辺で疑問を持ちました。再度答弁をお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 道の駅の構想の中にタラソテラピーがあるということについて、市津議員、非常に疑問にされておりますが、私も現在のいろいろの社会情勢も考え、またタラソテラピーのあります場所に議員の皆さん方も行かれたということも聞いておりますし、千葉と勝浦の方に、三重県の方にも行かれております。その中で、いろいろと意見もお聞きしておりますし、そのタラソテラピーが現在どういうふうな状況にあるかということについても、ある程度私も情報も入れておりますので、それはあくまでもコンサルがこういう岡垣町の海をある程度、海があり、そういう海水を使ったこういうともいいんじゃないかというようなことの一つの提案だと、それを入れるか入れないかは、これまた私どもの選択の自由があるわけでございますので、予算とかそういうこと、それから将来性を考えながら、最終的には決定するのは、コンサルじゃなく私どもでございますので、一つの例として頭の中に入れていただければいいかなというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) では、そのタラソテラピーはこれくらいにいたしまして、よく理解できました。 続きまして、場所の設定ですが、3カ所予定されたと、これはあくまでもコンサルタントのお話をしてますから、感情的ではございません。 そこで、じゃ先ほど言いました岡垣は何がポイントかと、私言いました、パノラマと、波津の海岸から芦屋の先まで見えるとこ、これは見えるとこていうたら山の上に建てないかんと、これは無理な話もあります。ある程度海が見えて、やっぱり町長に特別委員会で弁当を食べるのやったら松林の中で食べるとと、小高い海が見えるとこで、桜の木はあるないは別としまして、どっちがおいしいですかと、町長は松林で食べて、海の見えるとこ行って見ると言われましたが、そりゃ観光で行くならそういうやり方もあるでしょうけど、なるべく自然環境が見えて、そして基本的には今岡垣町に必要なのは、町に必要というか、これは私の感情もありますが、例えばそこで田植えができたり、すぐ横で栽培ができたり、子どもというか、青少年育成とか今学校教育問題が重視されてきております。こうした中で、何ていいますか、通学合宿も一例です。そういう施設とか併合できるような、そこで野菜がとれるとか、つくるとか、将来的にはそういう学校教育の観光、観光農園ていいますか、観光バスで例えば芋を植えに来て草取り来て帰るとか、そりゃ家族的でもいろいろあるでしょうが、そういう自然を岡垣は、岡垣に合った道の駅というものがあるんじゃなかろうかと、私はそう思うんであります。 糠塚地区、それから什王堂地区、それから内浦地区、これは何で什王堂地区になったかと、コンサルタントが選定したからと、これはサイクリングロードと松林の有効活用ですよね。これが確かに適しておると、私も思っております。しかし、タラソテラピーの話じゃございませんが、どこにもありきのような施設であれば、すぐ人は飽きるわけです。自然はなかなか人は飽きないわけでございますよね。そうしたもんを有効活用することが一番強い、何ていいますか、強い活動ができるというか、営業ができるとかいうか、場所じゃないかと私は思いますが、町長どう思われますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 場所の選定の根拠については、あの中に環ヴィトームもいろいろの条件を地理的条件、いろいろ条件を加味して、什王堂地区が最適でありますというような報告書のもとにああいう形が出たわけでございますが、中身、今言いましたように、中身の施設、その他については、これはあくまでもあちらが出したプランの一つ、プランであって、私もそれがすべてオーケーだというふうには思っておりません。 今後、これについては、十分皆さん方と一緒に検討を加えながらいかないかんし、ちょっと最後の市津議員の質問の趣旨がちょっと私もわかりませんでしたので、あくまでもあれは決定をしたことじゃないということだけでちょっと終わらせていただいて、再度ちょっともう一度質問をしていただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 適合性、場所の適合性の問題ですね。これ岡垣に私は環ヴィトームの会社がほんとに合わせてつくったのかつくってないのかということですね。ほんとに岡垣の自然を取り入れた場所の選定をしたのかどうかということですね。そういうことです。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど御質問に答えましたように、最初の基本的な答えの中で最初言いましたように、ここに書いておりますけども、観光と地域産業の活性化及び新規産業おこしの拠点となる設備として整備するための必要な広場も確保でき、そして岡垣町の今、市津議員が言われましたような三里松原をバックにして、大変地元の農林水産、また業者にとっても利便性の高い場所であるというような複合的と申しますか、いろいろな観点からあの場所が岡垣の道の駅としては最適ではないかというような結論は出されておりますが、これについてはまた今から皆さん方と私どもとしてはそれは参考にしながら、あそこしかないか、そんならほかにあるか、またそれについても一応意見としてはありましょうけど、基本調査ではそういうことになっております。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) この内容的な、このこういうコンサルタント外の問題といいますか、内容については今後特別委員会で十分検討していくと思います。このコンサルというのは、アウトソーシングですよね。このアウトソーシング、いろんな何ていいますか、農業、漁業、基本調査報告書、それから教育何とかていうて3月の厚い1冊の本が出ておりました。アウトソーシング、アウトソーシングで全部外に出している、多分私は、多分ていうたらいかんかもしれんですが、例えばかめのマーク一つにしても、海がめ、津屋崎のかめとよう似とるとですよね。どこもここもコンサルタントというのは、じゃ環ヴィトームがどっか実績つくったとこがあるのかとか、本来質問したいんですけど、きょうは時間の都合であれですが、あっちこっち同じパターンでやってるわけですよね。本来の町のパターンというのが、じゃ環ヴィトームの人が従業員が岡垣に住んでいて、ずっと歴史がわかってる人であれば、これはすばらしいものができるかもしれん、本来、今私の住んでいる岡垣にも先ほど商工業者の二世の方やらいろいろ勉強されてるんですよね。全国各地歩き回って、そういう人たちも立派なノウハウを持ってある人もおるわけですよ。今後、そういう人たちの協力といいますか、協議のもとで道の駅も取り進めていただきたいと要望しまして、コンサルタントについてはこれで終わります。 最後に農業問題についてでございますが、農業用水の確保について、先ほど質問事項を繰り返します。農業、漁業排水、そして集落農業排水と公共下水道、これ中西部に関係があるんでありますが、野間、吉木、三吉、内浦、原、これも大体県道沿いぐらいまでかなと思っておりますが、何が言いたいかと申しますと、生活排水が吉木の場合でございますが、1日25立米1,000軒、25立米から30立米、毎日川に流れているわけですね。平成9年やったですかね、8年、吉木の門田ため池が干上がったことがございます。手野の場合は、集落排水事業で答弁書にもあります反復利用できる処理水を反復利用できるようにため池に戻すシステムができておりますが、今後これほかの地区も調査をせんとわからんと思いますが、ため池が空になる、田んぼが干上がったとこれは大変なことになるわけですよ。被害補助とかも対策もあるかもしれんですけど、そういったせっかく植えた生き物ですよね。最後まで育てるのが百姓の務めでございます。そういった観点から、今後そういった再利用といいますか、河口の水を本来からいや、水のないとき上に上げて、上流まで配管引っ張ってどんどん流せばため池も何もいらんわけですよね。その水もしまえてしもうたら終わりですけど、そういうことで今後の検討はなされているのかどうか、ため池の補修ばっかしされているようですが、今後何が言いたいかと、財政悪化に伴い、そういうため池の補修あたりもかなり厳しくなってくると私は見ております。その点についての今後の見通しというんですが、考え、やる意思が計画性があるのか、それ考えたことないのかどうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ため池の補修その他について財政問題につきましては、企画政策室長の方から答えさせます。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 非常に大きな問題でありまして、ここで財政等も伴いますので、ここで前向きに検討するというようなことはちょっと私としては言えませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 私の聞きますところに、北九州市は畑の貯水池、頓田貯水池に水を遠賀川の水をくみ上げているわけですよね。農業用水は優先的に遠賀川の水がかれん限りは、優先的に農業用水として確保できると、農業者から聞いております。また、遠賀川、それから水巻、中間付近も遠賀川の水がかれん限りは、農業用水はとれるわけですよね。 こうした中で、岡垣は、それが遠賀川の水を上水道で引っ張ってきて、それから直接とるというのは、私は値段がわかりませんが、かれた場合、確保はそれしかないと思うんですが、岡垣の今、私が再度質問します。遠賀郡内はそういう北九州、行橋の方は私は知りませんが、南向きといいますか、回りですよね。岡垣、再度質問します。そういう今後検討していく、するせんは私は別ですが、検討、考えていかないかんと、いくのかいかんのか。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) まず、そういった経済効果は果たしてどうなのかと、いわゆるそれだけの経費をかけて、そしてまた収益との関係ですね。その辺はどうかというようなことで、検討はさせていただきますけども、具体的にどうこうという、この場ではちょっと答えとしては、私としては言えませんので、御理解願いたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 9番、市津君。 ◆議員(市津広海君) 私は、ため池の補修工事で今、平均というのは、今度新松原のため池が今改修工事で、あれは二、三千万かかっているんじゃないかと思います。ちょっと正確には記憶しておりません。 将来的にその二、三千万で下流の水が上流まで配管引くなんていうのは、これは無理な話でございます。財政改革を立てて、農業基本計画組み入れられてゆっくり計画を、ゆっくりじゃないですけど、計画されては私はどうかと、最後の要望として農業政策、農業用水の確保については終わります。 最後に、要望ですが、町長に要望します。先ほども何度も言いましたが、前回の一般質問から町おこしについて私は一般質問してまいりました。町長が商工会会長で行政のやり方を横から見られたと思います。人のふんどしで相撲取らんで、ちょっと今卑わいやったですが、人の回しで相撲取ることなく、町長みずからの回しでしっかり相撲を取ってください。結果が出ると思います。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で9番、市津広海君の一般質問は終わりました。────────────・────・──────────── ○議長(大森忠勝君) これをもって本日の日程は全部終了しました。本日はこれにて散会します。起立、礼。午後3時42分散会──────────────────────────────...